直飲み水筒の飲み口の種類。自分にマッチした飲み口はどれか?

             
  • 2023.06.06 / 更新:2024.08.28
  • 水筒
直飲み水筒の飲み口の種類。自分にマッチした飲み口はどれか?

水筒にはストローやコップなど、いろいろな飲み口ありますが、中でも直飲みには飲み口がいろいろと豊富です。特に近年では直飲みのマグボトルは人気ですので、自分にはどの飲み口がマッチしているのか迷うことも多いのではないでしょうか。
ここでは種類の多い直飲みに絞って、さまざまな飲み口をまとめてみたいと思います。飲み口により適したシーンもあると思いますで、それぞれの特徴を見ていき、水筒を選ぶ際の参考にしていただければと思います。

そもそも直のみとは?

オーソドックスな直のみの飲み口

直のみタイプといってもピンとこない方もおられるかもしれませんが、象印では以下のように定義されています。

直飲みタイプは、フタを開けて飲み口に口をつけて直接飲む水筒です。フタを開けてそのまま飲むだけなので、動作が少なく扱いやすいのが特徴。ほかのタイプに比べてシンプルな構造なので、お手入れしやすいところもポイントです。
引用:小学生にぴったりの水筒とは?選び方と注意点を解説|暮らしのかくし味 | 象印

上記のように、「直のみ」とはボトルに直接口を付けて飲むタイプのことで、水筒では良く見られる、定番の楽な飲み口になります。ただ、水筒にはワンタッチで蓋を開閉できるようなタイプもあり、そちらの場合は蓋を回して開けるといった手間がないために、飲む際にはかなり楽なタイプとなり、大きくはこちらも直のみタイプと言えるかもしれません。

ワンタッチタイプの飲み口
ワンタッチタイプの飲み口

しかし、だいたいが大きな飲み口がついており、直のみとはまた違うと思いますので、ここでは直のみとカウントはしていません。

飲み口ユニットありとなしの2種類

直のみの種類を大きく分けると、小さな飲み口ユニットが「あるタイプ」と、ボトルそのままの「ないタイプ」の2種類に分けることができます。

飲み口ユニットのない水筒

蓋のみのユニットがないタイプ

飲み口ユニットのある水筒

蓋の他に飲み口ユニットがあるタイプ

飲み口ユニットは飲む人のことを考えて付属しているので、ある方がもちろん飲みやすいと感じる人が多いと思いますが、ない場合もすべてが飲みにくいといったわけではありません。ユニットがない飲み口も、ある飲み口もそれぞれに種類があり、特徴があるので「飲み口栓ユニットのないタイプ」と「飲み口ユニットあり」とに分けて、詳しく見ていきたいと思います。

飲み口栓ユニットのないタイプ

ステンレスの水筒にそのまま飲み口もステンレスとなっているタイプです。どういったタイプのものがあるのか、また特徴などを見ていきます。

一般的なタイプ

一般的なマグボトルの飲み口

特に特徴のないステンレスの飲み口。飲み口部分は薄く、ステンレスの冷たさを感じやすい作り。飲みやすさは考えられてはいませんが、こういった薄いタイプの飲み口がオーソドックスで一番多いです。
薄い飲み口はあまりゴクゴクと一気に飲むよりも、チビチビと飲んでいくのに向いており、こういった飲み口が好きな人も多いと思います。

薄口で厚みのなく、狭い飲み口タイプの水筒にはドウシシャのモッシュなどがあります。

飲みやすさよりもデザインを重視したい人向けの飲み口となっています。
参考:ドウシシャの水筒mosh!(モッシュ)を使ってみた感想。洗いにくい?漏れる?など

丸みのあるタイプ

厚く丸みのある飲み口

飲み口のステンレスが厚く丸みのある作りをしており、タンブラーのような滑らかな飲み心地。ぐびぐびと飲むことができ、また、落ち着いた場面でゆっくりとコーヒーなどの飲料を楽しむのにも適しています。飲み心地や飲み物そのものを楽しみたい方に向いているタイプです。

このタイプにはサーモスのタンブラー型水筒「ケータイタンブラー」などがあります。

広口で飲み口も厚さのあるとても飲みやすい水筒となっています。
参考:サーモスのケータイタンブラー(JOE-361)を使って見た感想。漏れや洗いやすさは?

広口と狭口

広口と狭口の水筒
同じ350mlの水筒で

飲み口の大きさは様々、ペットボトルのような狭い口から手が入るような大きな口まであります。特に大きな口のタイプは、口をつけて傾けても鼻が飲み口に入り淵に当たることがなく、飲む時も上を向かずにボトルを傾けるだけで飲めるので飲みやすいです。
洗いやすさでも広口ならばスポンジがボトル底まで届くため、酸素系漂白剤などを使う必要がなく洗浄も楽な場合があります。
飲むことにかんしては狭い口よりも広い口の方がメリットは多いですが、広ければボディも太くなり、持ちやすさやバッグに入れる際に場所を必要とするなどのデメリットはあります。狭口はスリムとなることが多く、持ち歩きやすさなどのメリットが多いです。

スクリューが口に当たる

ボトルにある内側のねじ受け
ボトルにある外側のねじ受け

直のみでは蓋がねじ受けとなる場合とボトル側が受ける場合の2種類があります。どちらにしても飲み口の近くにスクリューがあると、咥えた時に唇に当たることになり、違和感を感じて快適に飲めないことがあるので注意してみたいです。
なるべくスクリューが下にある方が良いですが、近年では咥えた時に唇が凸凹に触れないように考慮して、かなり下に配置された作りのものもリリースされるようになってきています。

飲み口部分が露出

蓋を閉じても飲み口が露出しているボトル

飲み口部分は大抵蓋に被せられるのですが、まれにフタが飲み口上に乗り、外側が露出しているものもあります。室内で使う場合は気にならないのかもしれませんが、アウトドアなど屋外で使う場合などは露出部分に汚れが付着し、それを口に含んでしまう可能性もあるので気を付けたい所です。より清潔に使いたい場合、気になる方は選ばない方が良いと思います。

飲み口栓ユニットあり

飲み口ユニットはステンレスやプラスチックの水筒に、飲みやすいようにした飲み口せんユニットのことです。大抵はスクリュー式でボトルに回して取り付けます。丸みがありやさしい飲み口となりますが、飲み口のパーツとそれに伴うパッキンが増えるために洗い物が増えるデメリットもあります。
ユニットにはどういったタイプがあるのか、それがどういったメリットがあるのかなどを見ていきます。

一般的な飲み口ユニット

オーソドックスな飲み口ユニット

飲みやすくステンレスの冷たさを感じることが無い一般的な樹脂製の飲み口栓。ステンレスに口を直接つけたくない人向けのもので、飲み口には特に工夫のない物ですが、それでも柔らかさがあり、こちらがあるだけでやさしい飲み口になります。

唇にフィットするタイプ

外にひらき飲みやすい飲み口栓

飲み口が外にそっており、下唇が間にフィットし飲みやすい作りになっていいます。飲みやすさを考えて作られているために、飲料が滑らかに口の中に入っていき、飲み心地の良いタイプで、より飲みやすさを求める人向きの飲み口栓となっています。

こちらの飲み口はサーモスのJNOのものになり、とても飲みやすく設計されています。

少し古いモデルとなりますが、現在でも人気がありさまざまな容量のバリエーションがあります。
参考:スリム・軽量なサーモスの250ml水筒(JNO-252)を使ってみた感想。

尖り

細く口内に入れて飲める飲み口

ペットボトルの口のように小さい作りなのが特徴。完全に口にくわえることができるのでこぼすことがなく、歩きながらや動きながらでも片手で飲み事ができるタイプ。スクイズボトルもこういった飲み口となっており、さらに押して飲むモデルで、より動きながら飲みやすくなっていますが、こういったタイプの飲み口はウォーキングや通勤時などに使うと良いのではないでしょうか。また、こぼしにくいので小さなお子様向けのものも多いです。

氷止め

氷止めのついた飲み口栓

ボトルを傾けて飲んだ際、中に入れた氷が直接口に入らないように氷を止めてくれる仕様になっているものや、傾けた際に一気に飲料が口に入らずに少しずつ流れて飲むようになっているなど、飲みやすいように工夫されたタイプ。氷が直接口の中に入らないのはうれしいですし、内部の飲み物が一気に流れてこないため、電車内などの安定してない場面などにも適しています。

以上になります。多くの飲み口と飲み口栓に見てきましたがいかがでしたでしょうか。それぞれに特徴がありますが、まずはユニットのある・なしで、結局はどちらが良いのかも考える必要がありそうです。

飲み口ユニットのある・なしはどちらが良いか

まずはユニットあり・なしのどちらを選ぶべきかは、やはり飲みやすさを求める場合はユニットありを選ぶと失敗はないと思います。ステンレスに直接口を付けるタイプで飲みやいものは少なく、ユニットがある方が安定して飲みやすい場合が多いです。
ただ、ユニットがない場合でも厚みがあり、広口のタイプはゆったりと飲む場合に飲みやすいと感じる人が多いと思いますので、購入前にはチェックしてみたい所。アウトドアなどの安定しない場で飲む場合は狭い口が向いていますが、いずれにしろ厚みがある方が飲みやすいと思います。
また、食洗機に対応している水筒は少ないので、手洗いすることを前提にしていますが、水筒を洗うことが手間か、そうではないかを考えると良いかもしれません。洗浄はパーツが少ない方が楽なのは、シームレスせんが人気なのを見ても分かる通り、パーツが一つ少ないだけでかなり手間が違ってきます水筒を洗浄するのが面倒な人は、飲み口ユニットがないほうが良いのではないかと思います。

まとめ

とりあえずに思い当たる飲み口を並べてみましたが、多くの飲み口があったので特徴などをまとめてみます。

ユニットなし

  • ステンレスに直接口を付けるので、なめらかさがあるものは少ない
  • 広口と狭口では広口の方がメリットがある
  • 薄いあるいは厚く丸みのある飲み口では厚い方が口当たりがよい。
  • 飲み口が外に露出しているものは汚れるので、アウトドアなどには向かない。
  • ネジ受けが口に当たると違和感があるため、なるべく考慮しているものを選んだ方が良い

ユニットあり

  • 樹脂製が多く、ステンレスの冷たさを感じることがない。
  • ユニットだけを洗って清潔に使いやすい
  • 安定した飲みやすさがある
  • 外に沿っているとより飲みやすい。
  • 尖っていたり、少しずつ飲めるような内部に止めがあると、動いていても飲みやすい

以上です。参考にしていただけたらと思います。

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