洗いやすいタイムマーカー付きのウォーターボトル「Track&Go」を使った感想

             
  • 2023.09.29 / 更新:2024.01.05
  • 水筒
洗いやすいタイムマーカー付きのウォーターボトル「Track&Go」を使った感想

時間が来たらどれだけ飲むのか、飲むタイミングが分かるタイムマーカーメモリのついた水筒。ダイエット目的や健康を維持するために、水を多く飲む人にとっては便利ですよね。近年はタイムマーカー付き水筒も増えてきていますが、中でも注目したいのがシービージャパンのサンテコシリーズからリリースされている「Track and GO」。
こちらは今までにさまざまなメーカーからリリースされているタイムマーカーメモリ付水筒の中でも、かなり使いやすい特徴のあるボトルになっていると思いますので、紹介していきたいと思います。

タイムマーカーとは?

水筒にプリントされたタイムマーカーは、飲むタイミングと量が分かるように時間のメモリが記されています。

トラックアンドゴーのタイムマーカーメモリ

だいたいどのタイムマーカー水筒でも同じですが、Track&Goでは午前と午後の二通りプリントされてあります。午前では一番上の7amから始まり、一番下12PM。午後では1PMが一番上にあり、一番下では6PM。つまり、Track&Goは一リットルボトルなので、一日に必要とされる2リットルの水を飲めるように、午前と午後に分けて飲めるようにメモリがプリントされていることになります。
午前7時~8時の間にはこれだけ飲めば良く、8時~9時はこれだけと一目で分かるので、メモリに従って飲めば必要な水分を取得できるようになっています。

Track&Goもタイムマーカーがプリントされた水筒になり、とても便利なのですが、そのメモリ以外にも多くのメリットがありますので、いくつかを見ていきたいと思います。

1,広口で洗いやすい

ユニットを外す
口径を定規で測る

ユニット式になっていますので、そのユニットを外すと口径は6cmと大変広くなっています。

ボトルに手を入れる
ボトルに手とスポンジを入れる

口径6cmなので、残念ながら手がすっぽりと全部入るほどの広さではないですね。ある程度手を入れて洗うことができ、ボトルは1Lと大きなサイズで長いのですが、スポンジを持って手を入れれば底までスポンジは届きます。でもゴシゴシと洗えることはないです。
ただ、これだけ広ければ飲み物も入れやすいですし、氷を入れる際なども砕くことなく悠々とそのまま入れることができるので、広いことでのメリットは大きいと思います。

2,開けやすいワンタッチ

Track&Goのロック
Track&Goのロックの解除

飲み口には透明のカバーがあり、これはボタンを押すことで開くことができます。ワンタッチタイプのユニットとなっているのですが、ワンタッチボタンを右にスライドすることでロックを掛け、左にスライドすることで解除となります。片手で簡単にロックと解除ができ、ボタンを押してワンハンドで使える使いやすさがあります。
また、飲料の出を良くするための空気穴がありますが、逆さにするとこの空気穴から飲料が漏れてしまうボトルが多いのですが、蓋に漏れ防止のガードがありますので、閉じることでしっかりと防止されてバッグの中で横にしても漏れることがありません。

3,素材には耐久性の強いトライタン

Trak&Goはプラスチックを使った素材となっていますが、質の良いトライタンを採用しています。ガラスのような輝きがいつまでも続き、耐久性、耐熱性に優れた特徴を持ちます。こちらのボトルも実際にクリアできれいです。
ボトルの飲み口は口に含んで飲めるタイプで動きながらも飲みやすい口です。アウトドアシーンなどで使うならば、より落としても良いように耐久性の高いトライタンは向いています。
また、耐熱性に優れているので、食洗機にも入れて洗うことが可能。Trak&Goでは食洗機は推奨していませんが、蓋ユニット以外のボトル本体は食洗機で洗うことができると思われます。

4,パーツの少なさ

Track&Goのユニット・パッキン・ボトルのパーツ

パーツはボトル、パッキン、蓋ユニットの3つになります。単純な構造なので、管理もしやすく洗う際にもパーツが少ないと楽になります。

5,持ちやすいハンドル付き

Track&Goのハンドル
ハンドルを持つ

蓋ユニットにはハンドルが付いています。稼働があるタイプではないのが残念なのですが、他のハンドル付き水筒には見られないような、斜めに伸びているのが特徴的。実際に持ってみると、とてもフィット感があり持ちやすいです。
指は3本入りしっかりと持てるのですが、ただ指が太い人は蓋の金具が辺り違和感があるかもしれません。自分は当たらないのでかなり持ち運びしやすいボトルになっていますが、指をひっかけるようにして持つのが良いです。
また、蓋を開ける際などにも、ハンドルと蓋が一体となっている作りなので、きつく締めてしまった場合にもハンドルを持って開けることができるので開けやすいです。

6,パッキンの位置が最奥

蓋億のパッキンとボトル

マグボトルタイプの水筒では、蓋に栓があり、その先にパッキンがあるのが一般的ですが、Track&Goでは栓はなく、蓋の奥にパッキンをはめるようになっています。パッキンが栓の先にあり、栓がボトルの中に入りこむ形の水筒ですと、ボトルにいっぱいに飲料を入れて栓を入れるとパッキンよりも上に飲料が来て漏れに繋がる可能性があります。
Track&Goではボトルいっぱいに飲料を入れてもパッキンの上に飲料が来ることはなく、そういった理由での漏れはなくなりますので、入れすぎを気にすることがないメリットがあります。

7,溢さずに飲みやすい

Track&Goの飲み口
カバーを開けて角度を付けたボトル

これだけ小さな飲み口ですので、口に咥えて飲むことがでこぼすことなく飲むことができます。飲み心地が良いタイプではないのですが、口に含みますので動きながらでも漏れることなく飲めるのは良いのではないでしょうか。
また、カバーも角度をつけても自動で戻ってくることがないので、飲み干す際などのボトルを上にしてもカバーが下りて邪魔になることなく、快適に飲むことができます。

多くのメリット部分を見てきましたが、他のタイムマーカー付き水筒と比べても特に洗いやすさがあるボトルのように思いましたので、まとめてみます。

洗いやすさについてのまとめ

口径が6cmと広く、手は底まで入りませんがスポンジを入れて撫でる程度に洗うことができ、棒付きスポンジを使う場合も、大きなものでも楽に入る広さがあります。
また、説明書を見てみると、家庭用スポンジと食器用中性洗剤を使って洗うことを推奨されていますが、素材にはトライタンを使っているので、飲み口ユニット以外のプラスチックボトルに関しては食洗機に入れて洗うことができます。
パーツもパッキン・ユニット・ボトルの3つと平均的ですし、飲み口ユニットの作りも複雑にはなっていないので、手洗いするにしてもシームレスの水筒に比べれば手間ですが、他のパーツの多い水筒に比べれば手間も少ないかと思います。

  • 飲み口ユニットを外せば広口で、ある程度手が入り、スポンジなら底までぎりぎり届く
  • トライタン素材を使っているので耐熱性があり、ユニット以外のボトルは食洗機での洗浄が可能
  • パーツが3つと少ない

洗いやすさだけではないメリットも多い水筒ですが、洗浄のしやすいポイントが多く、清潔に使えるのはうれしい所ですよね。しかし、良い面ばかりではなく、悪い部分を見ることでよりTrack&Goのことも分かると思いますので、デメリット部分も見ていきたいと思います。

デメリット部分

プラスチックの水筒なので保冷保温効力はないのですが、その他に使う上でデメリットになる部分はほぼないと思われます。ただ、飲み口細さとパッキンに関しては少し気になりました。

細い飲み口

狭い飲み口
飲み口に指を入れる

スクイズタイプのボトルではないのですが、スポーツタイプのボトルのように細い飲み口で、口にくわえて飲めるようになっています。こういったタイプの飲み口はメリットは多いのですが、すべてに共通していることで、飲み口の内部が洗いにくい作りとなっています。
飲み口部分は直接口に触れるため、雑菌が湧きやすい部分でもあるのですが、内部にスポンジが入らないので、ゴシゴシ洗えないといったことがあります。外側は洗えるので問題はないとは思いますが、内部は指を入れて洗うより、歯ブラシのように小さい棒付きスポンジで洗うのが良いと思います。

パッキンのはめにくさ

蓋にパッキンをはめる

良くある水筒のパッキンのように、小さいパッキンをキツキツにはめるタイプではないのですし、柔らかさもあります。つめ付きで外しやすいのですが、型にはめ込むタイプなので、慣れないと付けにくさがあると思います。一部を抑えながら、指でぐるりと一周押し込みながら回すときれいにはめることができます。

上記の二つは気になりますが、細口にしてもパッキンのタイプにしても良くあるボトルの特徴のものなので、デメリットにはならないと思いますが、その他に口コミからデメリットを見てみたいと思います。

口コミからみるTrack&Go

自分が使った感想だけではなく、amazonの口コミから批判的な気になるものを見ていきたいと思います。

  • 蓋を外した状態のボトルの口が手を入れるには少し狭い
  • 落として蓋を壊してしまった
  • カバンに入れていると、蓋のロックが解除されてる事がちょくちょくある

批判的なものは少ないのですが、まずは手をボトル内に入れて洗うことができると思った、といったものが一番多かったです。これに関しては口径6cmなので、大人ではまず入れて洗うことは無理なので諦めるしかないですね。そのほかロックと蓋が壊れる点についてみていきます。

ロックが解除される

たしかにロックと解除が左右で深さがなく、少し動かすだけでロックになり解除になる仕様なので、ちょっとしたことでロックから解除に切り替わってしまうこともあるかもしれません
購入したばかりの状態であれば、切り替えに固さがあるのですが、使っているうちに切り替えるのに固さがなくなるとより動きやすくなってしまうのかもしれませんね。
ただ、解除されてもボタンが押されなくてはカバーは開きませんし、自分の場合はバッグの中で横向きに入れて持ち運びましたが、勝手に切り替わることはなかったです。バッグの中で縦に置ければより心配する必要がなく、まったく問題はないと思います。

蓋が壊れやすい

カバーを開けたユタユニット

蓋付飲み口付きユニットは、カバーも含めてプラスチックで作られています。落としても割れるのかは分かりませんが、軽量なので壊れやすくはないと思います。しかし、こういったタイプのカバーは、開いた状態では左右の衝撃に弱く壊れやすい構造とは思いますので、気を付けたい所です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。保冷保温力のないプラスチックでありながら、それを補ってあまるほど多くのメリットのあるタイムマーカーメモリ付水筒「Track&Go」。
持ちやすさやワンタッチの開けやすさ、アクティブに使えながら飲みやすさのある飲み口など、しっかりと使う人のことを考えて作られたボトルであると思います。中でもやはりトライタンを使った質の良さが特に優れており、耐熱性の高さは食洗機にも耐えることができ、洗いやすさにもつながっています。
タイムマーカーボトルとして使うにも、きれいなボトルでメモリが見やすく、いつまでもガラスのような輝きを失わないので、そういった点でもトライタンは優秀なのではないかと思います。
以上です。参考にしていただけたらと思います。

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