サーモスには多くの水筒があり、マグやスポーツタイプなどの人気の製品も多い中、こちらのケータイタンブラーはあまり他のメーカーにはない、飲料を入れて持ち運びもできるタンブラーとして人気のボトルです。
タンブラーの購入を考えている方も、タンブラーでありながら持ち運びできる水筒の機能を持つタイプは珍しく、詳しく知りたい人も多いのではないでしょうか。
基本的な情報だけではなく、実際に触れてみて良い点や悪い点などを見ていきたいと思います。
ケータイタンブラーとは
ケータイタンブラーとは文字通り、携帯することができるタンブラーとしてサーモスにより開発されました。
タンブラーとは飲み物コップのことで、主に水筒よりも飲みやすく、口径が広いので香りを楽しむことができ、保冷保温機能がある容器で、飲み物をよりおいしく楽しむことができます。
そのタンブラーに密閉性を高め、飲み物を入れて安全に持ち運びできることができるのがこのケータイタンブラー。外出中でもどこでもタンブラーで飲み物を楽しむことができるといったコンセプトがあるアイテムです。
公式:【公式通販】真空断熱ケータイタンブラー | サーモスオンラインショップ
そのサーモス・ケータイタンブラーは主に下記4種類がラインナップされています。
「JOE-361」「JOE-360」「JOE-481」「JOE-480」
それぞれの違いはどこにあるのでしょうか?
JOE-361とJOE-360の違い
まず品番のJOEとは型番であり製品のケータイタンブラーそのものを表し、その後ろの360や361の数字部分は容量を表すのが一般的なサーモスの品番になります。ただケータイタンブラーでは、361と481ともに容量は361ml,481mlとはならずに360ml,480mlとなっており、品番361と360では容量に違いはありません。
仕様一覧を比べてみます。
JOE361
![](https://bottlele.com/wp-content/uploads/2023/05/joe-360-info.jpg)
JOE-360
![](https://bottlele.com/wp-content/uploads/2023/05/joe-361-info.jpg)
このようにJOE-361とJOE360で製品仕様に違いはありませんね。
なので違いと言えばカラーリングのみのようです。
![](https://bottlele.com/wp-content/uploads/2023/05/361color.jpg)
361はマットブラック・マットホワイト・マットグリーン
360はクールグレー・パールホワイト・ブロンズ
となり、481と480も同様になります。
ここでは「JOE-361」マットグリーンをレビューしています。
JOE-361基本情報
公開されている基本的な情報を見ていきます。
容量(ℓ) | 0.48 |
---|---|
保温効力(6時間) | 71℃以上 |
保冷効力(6時間) | 9℃以下 |
口径(約cm) | 4.9 |
本体寸法/幅×奥行×高さ(約cm) | 8×8×20 |
本体重量(約kg) | 0.3 |
その他の特徴として
- 丸洗いOK・食洗機NG
- ステンレス魔法瓶構造で高い保冷保温力
- スポーツドリンクOK
- 広口で洗いやすい
サーモスらしく保冷保温機能は高いと思いますが、約5cmの広い口径が特徴で、コーヒーなど、ダイレクトに香りを楽しむことができる作りになっています。
以上ですが、ここからは実際に触れてみて気づいたことや良い点悪い点などを見ていきたいと思います。
開封後
![](https://bottlele.com/wp-content/uploads/2022/08/thermos-kataithumblerALL.jpg)
開封直後。しっかりとした箱の中には説明書、水筒、アンケート用紙があり、水筒も布で覆われていて、これなら少々雑に扱われても箱の中で傷つくこともなく安心です。
説明書には各部の名前、開け方閉め方、パッキンの取り付け方が図で描かれています。注意事項としては満タンに入れずに止水部の1cm下まで入れること、また、味噌汁などの塩分を含んだもの、スポーツドリンクは入れることができますが、温めたスポーツ飲料は入れるかとができないと言うことが書かれています。
形状などの見た目
![サーモスのケータイタンブラー前面](https://bottlele.com/wp-content/uploads/2022/08/thermos-KetaiThumblerFront2.jpg)
![サーモスのケータイタンブラー裏面](https://bottlele.com/wp-content/uploads/2022/08/thermos-KetaiThumblerBack2.jpg)
上の方に向かい太くなるあまり水筒には見られない形状をしています。膨らみ方もコミカルで全体的にサーモスのタンブラー特有の可愛らしいデザインをしていますね。
カラーリングはグリーンですが、他にブラックとホワイトのバリエーションがラインナップされています。どれも抑えたカラーリングで、こちらのグリーンもマット感な仕上がりがおしゃれです。
握りやすさ
![](https://bottlele.com/wp-content/uploads/2022/08/thermos-KetaiTumbler-hunding.jpg)
上部に膨らみを作っているために下にすり抜けて落ちづらくなっています。ボディの表面もツルツルと滑るタイプではない手触りの良い質感、また、軽量、形状も合わせて、実際に持ってみますとソフトな握りで持つことができるように、見た目だけではない良さが分かります。
パッキンや蓋
![ケータイタンブラーパッキン](https://bottlele.com/wp-content/uploads/2022/08/thermos-KetaiTumbler-lid1.jpg)
![ケータイタンブラーのパッキンアップ](https://bottlele.com/wp-content/uploads/2022/08/thermos-KetaiTumbler-lid2.jpg)
パッキンは蓋の裏にこのように着いています。スクリューの先にはまっているので特に取り外ししやすく、また、蓋とパッキンの間には水滴が溜まるようになっており、しずくが垂れにくい構造になっています。真ん中も何かでコーティングされているようなテカリ方と手触りがありますね。
飲みやすさ
![ケータイタンブラーの飲み口](https://bottlele.com/wp-content/uploads/2022/08/thermos-KetaiTumbler-tap.jpg)
タンブラーでもありますので、やはり飲み口と飲みやすさにも注目したいですよね。薄口と厚口で好みも別れる所ですが、少し厚みがあり薄くはないですね。どちらの好みの方にも対応できる厚みだとおもいます。口径の広さがあり厚みのある飲み口は、飲料をゴクゴクと飲むのにとても飲みやすいタイプの飲み口です。
掃除のしやすさ
ケータイタンブラーは食洗機にいれて洗うことは推奨されていませんので、手洗いや浸け置きで洗う必要があります。
1,広口
![](https://bottlele.com/wp-content/uploads/2022/08/thermos-KetaiTumbler-widemouse.jpg)
口径は5cmとなり、タンブラーのように広いつくりになっています。
![ケータイタンブラーに手洗い用スポンジを入れる](https://bottlele.com/wp-content/uploads/2022/08/thermos-KetaiTumbler-HundsOn.jpg)
親指・人差し指・中指をいれることができますので、手洗い用のスポンジいれて洗うことができますが、何とか底に届く程度なので底はしっかりと洗えてはいないです。棒付きスポンジならば、スポンジが大きくても入らないといったこともなくしっかりと洗えそうです。
パーツの少なさ
![ケータイタンブラーのボディ・蓋・パッキン](https://bottlele.com/wp-content/uploads/2022/08/thermos-KetaiTumbler-parts.jpg)
パーツはボディ・蓋・パッキンの3つなので、洗う手間が少なくてすみます。
撥水性
![ケータイタンブラーの撥水効果がある内部](https://bottlele.com/wp-content/uploads/2022/08/thermos-KetaiTumbler-waterrepellency.jpg)
こちらは水を入れて1回振って水をきった後の画像になりますが、かなり水をきれているのではないでしょうか。酸性のスポーツドリンクを入れられるのでコーティングされているとは思いますが、撥水性ももたらしているのかもしれません。
フッ素コートとは書いていませんが、フッ素でコーティングされていればコーヒーをいれても匂い移りしにくいと思います。
追記:撥水力は時間とともにかなり落ちるようです。
![](https://bottlele.com/wp-content/uploads/2024/01/ThermosKetaiTumbler-hassuisei2.jpg)
1年半位でかなり水滴がボトル内に残るようになりました。ただ、むしろかなり持続力があるとも見れるのかもしれません。大抵の水筒はもっと早く撥水力もなくなるものも多いです。
漏れや開閉
![サーモスのケータイタンブラー開閉](https://bottlele.com/wp-content/uploads/2022/08/thermos-KetaiTumbler-openclose.jpg)
バッグなどに入れて持ち歩くために、スクリュー式でしっかりと閉めることができ、2回飲料を入れて持ち歩いていますが、漏れはありません。
追記:こちらの水筒を約7か月、毎日ではありませんが良く使っています。パッキンの劣化もなく未だに漏れは起こっていません。
蓋は何回もグルグルと回す必要なく、1周できつく閉めることことができます。蓋付きタンブラーは他のメーカーにも商品がありますが、それと比べるとこちらの蓋は1周とはいえ斜め差し込むと閉めれませんし、やはり純粋なタンブラーとして使うなら、被せるような蓋に較べて回すのは手間だと思います。
保冷保温力
サーモスといえば保冷保温力に優れた製品を生み出すことで知られているメーカーですので信頼度は高いのですが、ここでは保冷力を見てみたいと思います。
保冷効力は6時間を9度以下に保つ仕様です。
![](https://bottlele.com/wp-content/uploads/2022/08/time.jpg)
1.7度の冷えた水を入れて蓋を閉め、6時間後の温度を測ります。
![](https://bottlele.com/wp-content/uploads/2022/08/6hour.jpg)
![](https://bottlele.com/wp-content/uploads/2022/08/OND2.jpg)
6時間後もほとんど温度に変化していませんね。まわりの状態にも左右されるものだと思いますが、時計にある部屋の温度を見ても、キンキンに冷えた状態の部屋ではないことがわかると思います。流石の保冷力ですね。
まとめ
持ち運びも可能なサーモスのケータイタンブラー、多くの特徴がある水筒ですが、実際に触ってみた部分のメリットをまとめて見ます。
- マットなカラーリングがおしゃれ
- 持ちやすく落としにくい
- パッキンの取り外しが楽で、しずくが落ちにくい設計
- パーツが少ないシンプルな構造
- 薄すぎず厚すぎない飲みやすい飲み口
- 広口で高さもギリギリ手洗い用スポンジが底まで届く
- 撥水性がある
- 少ない回転で閉めることができる
- 保冷力がすごい
一方デメリットとしては
- 蓋付きタンブラーとして使う場合にスクリュー式が少し手間な時がある
- 手洗いだと底までしっかりと洗えない
以上です。サーモスらしい機能性と保温力が高いケータイタンブラー、参考にしていただけたらと思います。
![](https://bottlele.com/wp-content/uploads/2022/08/thermos-KetaiTumbler.jpg)