WEMUGのウォーターボトルを使って見た感想。おしゃれでパッキンなしでも漏れず

             
  • 2023.10.26 / 更新:2024.01.05
  • 水筒
WEMUGのウォーターボトルを使って見た感想。おしゃれでパッキンなしでも漏れず

WEMUGは香港から世界に向けたポータブルデザインブランドで、フィルターインボトル、ウォーターボトル、折り畳み式カップなどをリリースし、アジアやアメリカで幅広く支持されています。特徴としてはデザイン性に優れていながら、機能性も重視しており、さらに素材にもこだわりとても質の良いボトルとなっているようです。
多くのシリーズの水筒がありますが、中でもウォーターボトルのHandledシリーズが人気が高いようですので、こちらを詳しく見ていきたいと思います。

基本情報

製品名WEMUG ウォーターボトルHandled
サイズ7 x 7 x 21.5 cm
容量620ml(他のサイズはなし)
重量103g
素材ボトル:コポリエステル(BPAフリーのプラスチック)
耐熱温度-20℃~100℃

注意点など

  • BPAフリーとは人体に影響する化学物質(ビスフェノールA)を含まないということです。
  • 最初に使用する際は、よく洗浄する必要があります。
  • 暖かい飲み物をボトルに注いだ後すぐに蓋を閉めないでください。温度が下がるまで4~5分お待ちください
  • 食洗機に入れることはできない

WEMUGの大きな2つ特徴

WEMUGのボトルは幾つかのシリーズに分かれていますが、共通して優れた特徴が2つありますので、詳しく見ていきたいと思います。

パッキンなし

WEMUGすべてのボトルに言えますが、まずはなんといってもパッキンがない点は大きな特徴になっています。パッキンは密閉性を高めるために多くの水筒に必需なアイテムとなっていますが、パッキンがあるために手間が増え、さらに付け忘れやズレなどによる漏れを起こしてしまうものでもあります。
そのパッキンがないために、パーツも少なくとてもシンプルになり、洗浄の手間も減りとても使いやすい水筒となっています。
自分はこちらのWEMUGではなく、ナルゲンのパッキンのない水筒を使っていますが、パッキンがあるタイプと比べてとても楽です。

優れたデザイン

WEMUGのボトルはどれもおしゃれなデザインとなっており、メーカーとしてもかなりスタイリッシュさにはこだわっているようです。こちらのハンドルのついたウォーターボトルも香港のデザイナーとのコラボにより誕生、他のボトルにはないようなファッション性が高いものになっていると思います。特にカラーリングが素晴らしく、アーミーグリーン・サンド・ブラック・ブルーと4種類ありますが、ボトルに色がつき透過させています。
プラスチックボトルはクリアが普通なので、少し変わったマット感がとても良い感じだと思います。

使って見た各部の感想

ここではWEMUGのウォーターボトルを実際に使って見て、飲みやすさや持ちやすさなどの使いやすさを各部を見ながら確認していきたいと思います。

マット感がおしゃれ

プラスチックながらクリアではなく、カラーリングされたマットな感じはおしゃれだと思います。形状としては620mlとやや大きめなサイズのためかもしれませんが、ボトルに比べて少し蓋が小さく見え、こちらのアーミーグリンはカラーもあり、スマートさよりも無骨な感じがあるような気もします。
ボディ表面にはml単位のメモリがプリントされ、こちらは機能性ももちろんありますが、デザインとしても優れたメモリとなっています。

パウダーコーティングで滑りやすい

ボトル表面はおそらくパウダーコーティングだと思いますが、コーティングされているので一般的なクリアなプラスチックボトルの手触りとは違い、サラサラとした感じがあります。人それぞれだとは思いますが、自分としては少し滑りやすく感じました。
このコーティングのおかげでマット感が出てスタイリッシュなのですが、持ちやすさとしては滑りやすくなっているのではないかと思います。

ハンドルは小さいが持ち運びしやすさがあり

蓋に取っ手が付いているので、ない水筒に比べて持ち運びはしやすいですが、少し小さめのハンドルなので持ちやすさはないと思います。ギリギリ3本指が入る大きさで、しっかりと握れる広さはありません。指にひっかけて使うタイプです。ただ、ボディが少し滑りやすさがあるので、取っ手を持って持ち運びできるのは良いですね。
飲料が入ればある程度は重くなりますが、620mlで100gしかない軽量なボトルなので、飲料が入って重みが増しても指が痛くなるほどではないと思います。

飲みやすさは?

栓がないので、飲み口の外側にネジの受けがあり、飲み口に口をつけるとこの凸凹した所が下唇に当たってしまうのですが、自分はそこまではきになりません。
ただ、飲み心地を良くするためにこのネジ受け部分をわざと下に配置して作っている水筒もあるので、そういった工夫をしているボトルよりかは飲み心地は劣ると思います。

蓋の閉めやすさ

一回転でしっかりと締まり、半回転で開けることができるように、回転数はかなり少なく開閉できます。何度もグルグルと回さなくてはならないボトルですと、飲む時に面倒なのでこの回転数の少なさはとても機能的だと思います。さらに蓋に取っ手が付いていますので、こちらをつかんで回すことができるので、開け閉めのしやすさはかなり高いボトルになっています。
ただ、強く締めようと思えばいくらでも締まる構造だと思いますが、強く締めすぎると固くはなり開けづらくはなりますが、取っ手で力を入れやすいのでこの点でもハンドルは機能的です。

付属の飲み口キャップは嵌らない

着脱式の飲み口キャップが付属しています。直飲みは飲料が出る面が多いので溢しやすくはなるのですが、このキャップがあるおかげで、狭い口としても飲むことができるのでありがたいアイテムです。ただ少し緩く、強く下に押せばボトルの中に落ちてしまうほどなので、作りは甘いといえるかもしれません。

メモリは少し見にくい

メモリ付きなので自分の好きな容量をボトルに入れることができる便利さがあります。ただ、横にしっかりと線がひかれていなく、ボトル自体もマットなカラーリングでプラスチックといえども透明ではなく内部も見えにくいため、きっちりとした量ではなく少しアバウトになってしまうようなこともあると思えます。

漏れは?

パッキンがないので密閉性が心配な所ではありますが、しっかりと一回転させて締めれば漏れることはありません。どんな水筒でも蓋がしっかりと閉まっていなければ漏れますので、この辺りは別にパッキンがあってもなくても同じですね。実際に飲料を入れて持ち運びしてみましたが、漏れはありませんでしたし、逆さにしても強くふっても漏れはありませんでした。
パッキンがない、一回転で閉まる回転数の少ない蓋と、漏れる要素があるにも関わらずしっかりと締まって漏れは起さないので、密閉性に関してはかなり優秀なボトルだと思います。もちろん時間が経つとどうなるか分かりませんが、とりあえず新品の状態で漏れは起こっていません。

洗いやすさは?

パッキンがない分パーツが少なくなり、洗う手間が省かれます。パッキン一つないだけですが、ボトルと蓋といったシンプルさはとても楽です。
ただ、狭口ではありませんが、口径はそれほど広くはないので、ボトル内部に手が入ることはなく、さらに洗浄機に入れることも禁止されています。耐熱温度は100度まであるので、おそらくボトル表面のコーティングが剥げるといったことで禁止されているのかもしれません。
内部のコーティングはプラスチックボトルなので、撥水性が高いといったこともなく、特別に洗いやすいボトルではないと思います。
ボトル内部をしっかりと洗いたい場合は、酸素系の漂白剤やボトルブラシなどを使って洗うことになります。

デメリットは?

口コミから批判的なレビューはいくつかありましたが、特定部分などを多くの人が批判しているようなことはなく、目立ったものはないです。ただ一つだけ割れて脆いといったコメントがありました。

軽さとデザインが気に入って買いましたが、少し落としたり、ぶつけたりしただけでボトル部分が割れます。2個買いましたが2個とも割れました。もちろん落としたりする事が悪いんですが、他の製品と比較しても断トツでもろいです。他のアウトドアメーカー製品のような使い方はおすすめしません。

amazonレビュー

WEMUGウォーターボトルの素材にはイーストマン社が開発したコポリエステルを使っており、これは優れたプラスチックで、耐久性に強いことでも知られています。なので、少しの高さから落とした程度で割れることはないと思うのですが、簡単に割れるのであれば不良品であったか、コポリエステルを実は使っていないということになります。
なので、不良品でなければ耐久性に関しては大丈夫だと思います。
参考:トライタンボトルとは?メリットやデメリット、おすすめ商品を紹介

また、自分が使って感じたデメリットほどではないですが、気になった部分をこれまで見た中でのものも含めてまとめます。

  • サイズのバリエーションがない
  • 表面のコーティングが滑る
  • ボトル表面にベタベタと手跡がつく
  • 付属の飲み口キャップはボトル内に落ちやすい

この中で気になるのが手の脂が表面について、せっかくおしゃれなボトルなので汚れているように見える場合があります。

特に何も飲料が入っていない時には目立ちます。ただ飲料が入っているとあまり目立たず、近くで見ないと分からないので、気になるほどではないかもしれませんんね。

まとめ

以上です。いかがでしたでしょうか。とてもスタイリッシュなボトルで、使うのが楽しくなるようなメリットもあるかもしれません。少しは気になる部分もありましたが、やはりパッキンのない水筒はシンプルで扱いやすいと思います。気になる密閉性に関してもまったく問題はなく、パッキンがなくても漏れの心配はしなくても大丈夫ですが、時間が経つとわからない部分もあるので、期間を置いてまた試してレポートしたいと思います。
参考にしていただけたらと思います。

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