モッシュのLatteストロー付きタンブラーを使って見た感想。漏れずに洗いやすい

モッシュのLatteストロー付きタンブラーを使って見た感想。漏れずに洗いやすい

モッシュはノスタルジーを感じるレトロでかわいいボトルシリーズです。水筒はもちろんタンブラーもリリースされ、とても興味深い製品となっています。モッシュの水筒はMilkボトルをイメージされ、おしゃれで人気の高い水筒となっていますが、タンブラーもコーヒーショップのペーパーカップをモチーフに作られているように、他にはないデザインで目立つので気になる方も多いのではないでしょうか。今回はこちらのモッシュストロー付きタンブラーを詳しく見ていきたいますので、参考にしていただければと思います。

基本的な情報や各部のパーツの詳細

まずは基本的情報や各部のパーツなどを詳しく見ていきたいと思います。

基本情報

名称Latteストロー付きタンブラー
ブランドmosh!(モッシュ) / ドウシシャ
サイズ直径9.5㎝×高さ14.8㎝
容量350ml
口径7.3㎝
重量260g
保温効力42度以上(6時間)
保冷効力12度以下(6時間)
カラーミルク・モカ

注意点

  • 煮沸はできない
  • 食洗機・食器乾燥機にかけることはできない
  • つけ置き洗い・本体外側には漂白剤はしようできない
  • ストローは保冷専用

注意点で特に気になるのがストローを使う場合で、冷たい飲料の時に限るといった所です。ストローはシリコン製のために熱に弱い特徴があり、ホットドリンクで使えないのは少し残念かもしれませんね。この点は気を付けたいです。

パーツの多さ

パーツはボトル本体・蓋・パッキン・蓋パッキン・ストローの構成になります。ストローや蓋パッキンがあるため一般的な蓋つきタンブラーよりもパーツは多めです。

回転式の蓋

蓋はかなり大きく複雑な作りをしています。被せるようにして蓋を閉じるのではなく、回転してボトル本体と接合するタイプです。蓋を取って飲むわけではなく、キャップにある飲み口からストローを使っうか、そのまま飲みますので、回転数が多くて面倒と感じることはないでしょう。ちなみに回転数は多め。しっかりと閉じることができるようです。

飲み口は2way

飲み口は蓋にありカバーを持ち上げて使います。カバーはパチンとしまるタイプで、上に持ち上げるとストローを刺す穴と飲料がでる穴の二つがあり、ストローを使ってもそのままでも2通りの飲み方をその日の気分によって選ぶことができます。ストローを刺しにくいったこともないですし、カバーは開けにくいといったトラブルもなくしっかりと締まります。

置き場に困らないストロー

ストローはゴム製でとても柔らかいタイプとなります。柔らかくて特に良い点が常にストローをボトルにさしていなくてはならないわけではなく、ボトル上部に巻いて携帯できます。使わない時は巻いておけば邪魔にならずに置き場にも困らず、さらにストローを刺しておかないことで密閉性が高まり、ボトル内部の熱や冷気も逃げないので保冷保温効力も上がります。

小さく着脱しにくいパッキン

パッキンはボトルの蓋の接合部と飲み口に2つありますが、接合部にあるパッキンは回転ネジの一番上にあり小さく、着脱しにくい構造となっています。最初はシームレスせんのような取れないタイプなのかと思いましたが、取りやすいように一部隙間が作られていたので取れる構造なのだと気づきました。それぐらい細く分かりにくいです。

ボトル本体や撥水性

350mlなのでそこまで大きなサイズのボトルではありませんが、本体部分は見た目通り丸く太い作りでどっしりとしています。実際に持ってみてもずっしりとした重みもあり、350mlのボトルにはみえないです。表面はマットなコーティングではなくテカりが強く、スベスベとした質感のボトルではないです。
また、内部の撥水性はそこまで高いわけではなく、買ったばかりの状態では水も切れますが、おそらく少し経つと水がしっかりと切れなくなりそうな感じがあります

以上が各パーツの特徴になりますが、ここからは実際に使って見た各部の感想などを見ていきたいと思います。

使って見た各部の感想

温かみのあるデザイン

他のタンブラーにはないようなかわいらしいデザインをしていると思います。全体的に丸みのあるつくりであたたかいイメージです。コーヒーショップのようなペーパーカップをモチーフにしているとのことですが、言われてみるとそういった感じもありますね。
ストロー付きでキャップにストローに巻いて置けますが、巻くと少しデザインとしてはスッキリとした感がなくなりますので、デザインを気にするならストローは使わない方がおしゃれに見えるのではないでしょうか。

どっしりとした大き目なサイズ感

350mlの水筒と比べてみましたがいかがでしょうか。単体で使って見ると350mlの容量とは思えないどっしりとした感じがあります。ボトル自体も太く、また、蓋部分も大きい構造でより大きく見えるのかもしれません。

蓋の取りやすさ

キャップにある飲み口から飲料を飲みますので、蓋を開けることは洗浄の時以外には少ないとは思いますが、飲料を入れる際やボトルから直飲みしたい場合などは蓋を取りますので、頻繁ではないですが開けやすさはあった方が良いですね。
モッシュタンブラーではボトルとキャップの間に白いゴムの巻いて固定されてあるので、これが滑らず、こちらを掴むと回しやすく開きやすくなっています

ストローの使いやすさ

ストローはとても柔らかく、シリコン素材だからといって飲料の出が悪いといったこともありません。プラスチックのように固くないので、口の中を傷つけるといったこともなく、危険がない点も良いのではないでしょうか。ゴムの特有のにおいもありません
ただ一つ、柔らかいためにストローが底に到達しているのか分からない場合がありました。慣れるとどのくらいで底までかは分かりますし、そもそもそんな深いボトルではないのでだいたい底まで届いています。

3通りの飲み方で飲みやすい

ストローを使う場合と、使わないで直接飲む2通りの飲み方ができますが、どちらも飲みやすく問題はありません。また、さらに蓋を外してボトルに直接口をつけて飲む直飲みをすることもできます。ボトルは厚みがありネジ受けも内側の少し下にあるので、唇に当たって違和感があるといったこともないので、蓋の飲み口ではできないゴクゴクと勢いよく飲むのに向いています。
なので3通りの飲み方ができ、それぞれの飲み方を楽しめ、飲みやすいボトルになっています。

持ちやすさ

ボトルはマットではなくテカりのあるコーティングで、持って見るとペタペタした感じがあり滑らず、上に向かって太くなっているので手からから滑り落ちるといったことは起きにくいタイプです。さらに、万が一滑っても、ボトルとキャプの間に巻かれている白いゴムがストッパーになってくれるので、無駄に落とす心配はないのではないかと思います。
また、重さもあり太いタイプなので人それぞれだとは思いますが、上に向かってなだらかに太くなっているため、持ちやすく持ち上げやすいボトルになっていると思います。

止水構造で漏れに強い

漏れに関しては持ち運びもできる止水構造となっていますので、かなり強い作りだと思います。しっかりと蓋をすれば、横にしても降っても漏れることがありませんでした。水筒のような密閉性があるようですが、バッグに入れて水筒のように持ち運べるかといえばそういったわけではなく、飲み口のカバーが何かの拍子に開いてしまう可能性もあり、飲料を入れた状態でバッグに入れて持ち歩くのは辞めておいた方が良いように思います。決して飲み口のカバーが緩いわけではなく、構造的に物に当たると開くようなタイプのためです。
ただ、デスクに置いた場合に倒れたり落としたりした場合にも、蓋を締めて置けば漏れないために止水構造はかなりのメリットだとは思います。

底のシリコンで安定感が高い

ボトル底にシリコン素材の滑り止めが付いているために、安定感があるように思います。デスクの上に置いても横に動かしても滑りません。また、滑らない以外にも音も軽減できるのも機能的で良いです。

洗いやすさについて

食洗機にいれて洗うことができないと説明書には書かれていますが、モッシュタンブラーは洗いやすくスポンジと食器洗い用洗剤を使って十分きれいに洗うことができます。

蓋とボトル

蓋は水筒のように飲み口を隠すような構造にはなっていないので、スポンジが届きにくいような細く深い溝部分もなく問題なく洗える作りです。飲み口のカバーが少し狭い部分もありますが、大きな問題にはならないと思います。
また、内部の撥水性は高くないの汚れを弾いてはくれず、そのためしっかりと洗わないといけないとはおもいますが、ボトルは口径が広く、深さもないので手を入れて十分あらうことができ、スポンジでボトル底をゴシゴシとしっかりと洗うことができます

ストローとパッキン

ストローを洗う際には指で開くことができるので、中をしっかりと洗えうことができます。ストローは口をつけるものであり、人間の口内は菌が大量にありストロー内部を洗うことができないと大変不潔なアイテムになります。タンブラーや水筒のストローでこういった開けるタイプのものは見たことはなく、とても機能的な清潔に使うことができるストローです。

ボトルとキャップの間にあるパッキンは小さく着脱しにくいです。ただ、ボトルに直接口を付け、その部分がパッキンと密接になる直のみタイプの水筒と違い、キャップの飲み口を使って飲みますので、水などを入れて飲むなら毎回外して洗う必要があるのかは分かりません。

洗いやすさに関しては以上になりますが、かなり洗いやすく、各パーツ清潔に保ちやすいのではないかと思われます。

保冷力

モッシュタンブラーの保温効力は95度の飲料を6時間42度。保冷効力は4度の飲料を6時間12度をキープできるとの説明があり、まずまずの効力を保つようですが、ここでは他のタンブラーや水筒とどのように違うのかを見ていきたいと思います。

比べるためにハリオのタンブラーとモッシュの水筒に同じ温度のお湯をいれて比較してみます。

だいたい70℃の熱いお湯を入れ一時間後にどうなっているのかを見ていきたいと思います。

一時間後の温度です。モッシュとハリオのタンブラーでは同じように10度程度下がっているのが分かります。一時間の時点では保温効力にハリオと差がないことがわかりますが、モッシュの水筒は66℃とやはりかなり温度をキープできています。

モッシュのタンブラーは漏れないように止水構造がしっかりしているので、水筒と同じように保冷保温効力もあるのかとも思いましたが、そういったこともなく、一般的なタンブラーの保温効力しかないようです。

2時間後もこういったように2つのタンブラーは同じように温度が下がり、水筒は割とキープしています。

モッシュとハリオのタンブラーも真空2重構造で保温効力はそれなりにあります。それでも同じ真空2重構造の水筒と比べるとやはり少し効力が落ちるようです。モッシュタンブラーが保温効力がないといったことではなく、ハリオのタンブラーと同じように、タンブラーとして一般的な保温効力があるといった結果でした。

まとめ。メリットやデメリットなど

モッシュのストロー付きタンブラーを見てきましたがいかがでしたでしょうか。とても機能的であり、デザインもかわいい完成度の高いタンブラーとなっていると思いますので、メリットはとても多いですが、まとめてみたいと思います。

メリット

  • 多くの飲み方を楽しめる
  • ストローが柔らかく危険がない
  • ストローはキャップに巻いて置けるので邪魔にならない
  • かわいらくし温かみのあるデザイン
  • 白いシリコンがキャップに巻いてあるため、蓋が開けやすく落としにくい
  • すべらずに持ちやすい
  • 漏れは止水構造で起こらない
  • 底がシリコンが付き安定感がある
  • ストローは割れて内部が洗いやすい
  • ボトルは手が入る広さがあり底までしっかりと洗える

とても多くのメリットがあり、特にストローは割れて中が洗える構造であったり、柔らかくキャップに巻いて置けるといった所は他のタンブラーにはない便利さで、特に良いと思った点です。それ以外にも飲みやすさや洗いやすさなどもかなりの良さがあり、全体としてとても優れたボトルになっていると思います。また、それでもデメリットな部分もいくつかありました。

デメリット

  • パーツがおおい
  • デザインはすっきりとしていない
  • パッキンが小さく取り外ししにくい

mosh!シリーズのコンセプトもあり、キャップがコーヒーショップのペーパーカップに似せるようにと色々と作りこんでいるため、すっきりとしたシンプルさがないタンブラーとなってしまっています。重々しいのでデザイン的に少し使いずらいのではないかと思われ、とても良いタンブラーなのにデザインで選ばれないのは少しもったいないように感じました。

以上です。参考にしていただけたらと思います。

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