昔懐かしいノスタルジックな気分にしてくれるレトロなアイテム。昭和レトロが現在ブームになっており、小物や場所、イベントなどの多くでレトロを体験することができます。もちろん水筒もレトロなデザインのものがリリースされていますので、ここでは人気メーカーのものを中心に、おすすめのレトロ水筒を紹介していきたいと思います。
レトロ水筒の魅力や選び方
流行りのおしゃれ
「昭和レトロ」という言葉が流行るように、若い人の間でレトロは良くブームになったりしています。やはり流行りなものを身につけているのはおしゃれに見えやすく、水筒は身近にあるものなので、さり気ないおしゃれにぴったりではないでしょうか。
休憩に最適
親の世代から受け継がれてきた感覚が働くためか、どこか親近感の湧くレトロなアイテム。ノスタルジックな雰囲気の喫茶や飲食店などに入ると、気持ちもリラックスして落ち着くことがあるのではないでしょうか。休憩する時にレトロな水筒があれば、よりほっとやすらげるかも知れませんね。
愛着が湧きやすい
かわいいものは愛着も沸きやすいと思いますが、「レトロかわいい」とのキーワードがあるように、レトロなアイテムはボトルに限らず可愛いらしく見えます。持ち歩き、身近に置いておく可愛いらしい水筒ならば男性女性に関わらず、愛着は沸きやすいと思われます。
花柄やチェック柄が人気
レトロな水筒にはさまざまな柄や模様がプリントされていますが、代表的な柄は花柄・チェックになります。これらがプリントされたボトルはとても昭和を感じることができます。それ以外にも柄ではなくレトロを感じるものもありますが、プリントされた模様で昭和を感じるものは、より素敵なものが多いので自分の好きな模様のものを選びたいです。
ここからはレトロな水筒をリリースしている代表的なメーカーを中心に、おすすめレトロボトル紹介していきたいと思います。
アデリア
近年ではアデリアレトロで知られることが多いガラスブランドの「ADERIA(アデリア)」は、文政2(1819)年の創業から、200年を超えるガラス製品の老舗・石塚硝子株式会社のブランドです。
食器事業・ビン事業に本格的に参入した際に、時代に先駆けたガラス製品を開発すべく、硝子発祥の地のひとつであるアデリア海にちなんだアデリアをブランドとして展開されています。
ただガラスがメインであり、ボトルは限定で作られていた商品のようです。
アデリアレトロ スリムステンレスマグボトル アイボリー
アデリアレトロは昭和の時代に使われていた食器をモチーフに現代にリメイクしたもので、プリントされる柄はパターン化され、花・風船・梨など個性的な模様がそろっています。近年はレトロなデザインのものは人気があり、サーモスでも公式限定となりますがアデリアレトロ柄の水筒がリリースされました。水筒はベースがサーモスの人気水筒シリーズのJNLとなりますので、ボトルの信頼性もあり、さらにレトロなおしゃれさがある魅力的で優れたボトルとなっています。
こちらの柄の名前は「野ばな」ですが、その他にさくら草、ズーメイトといったアデリアレトロの定番柄もリリースされています。
Aladdin(アラジン)
1908年にアメリカ・テネシー州にて創業されたAladdin(アラジン)。1920年代に発売された魔法瓶は世界中の人々に愛されてきましたが、中でも赤いチェック柄のの魔法瓶は有名で、現在でも他メーカーに引き継がれてリリースされていますが、現在ではなかなか手に入りにくい状態となっています。
アラジン Aladdin レトロ ビンテージ
アラジンの水筒といえば赤いチェック柄のこちらのタイプが有名で、レトロ感があり、蓋の形状が他社でリリースされている赤チェック柄ボトルと違いおしゃれ感も強いです。こちらはアマゾンにて購入できる商品になりますが、しっかりとしたメーカーからリリースされているものではないので、価格も高くマニア向けとなっています。
ニューレトロ
ニューレトロは福岡の人気文具メーカーHITIDE(ハイタイド)のブランドです。「大人を夢中にさせる」をコンセプトに、ステーショナリーの他にもインテリア雑貨など数多くの製品をリリースされており、多くのプロダクトがあります。
ニューレトロもハイタイドが展開する人気のブランドの一つです。レトロな色合いやモチーフを日常の小物に落とし込んだ文具シリーズで、それ以外にもキーホルダーや水筒などもラインナップされています。
ニューレトロ ミニ水筒 アイボリー
ハトの模様がとても可愛らしく、「すいとう」の平仮名はレトロ感が満載です。こちらのボトルは150mlの飲みきりサイズのとても小さい水筒なので、使う場面が難しそうですが、小さいのでバッグなどに入れて持ち運ぶのには困ることがないのはメリットです。
また、真空二重構造となっており、ある程度の時間温度をキープしてくれ、寝室に置くのも良さそうですね。とてもおしゃれなデザインなのですが、150ml以外のの容量はなく、このサイズだけなのは少し残念です。
CasualProduct
CASUALPRODUCT(カジュアルプロダクト)はステンレス製品で有名な新潟県燕市にて、1957年に金属洋食器メーカーとして創業された株式会社青芳のブランドです。生活雑貨の企画製造販売を行いオリジナルブランドとして1985年に設立され、「毎日使うものだからこそ、気に入ったものを選びたい」というコンセプトの元、こだわりをもったお客様のニーズに答えるようなアイテムをリリースしています。
CASUAL PRODUCT エジンバラIIステンレスボトル500
カジュアルプロダクトのエジンバラIIは、ブリティッシュテイストのチェック柄とカラーリングが特徴のレトロでおしゃれなボトルです。大きなコップに昔懐かしさを感じさせてくれますが、デザインだけでなくステンレス真空2重構造の作りで保冷保温力も優れています。
500mlのほかに1200mlのバリエーションもラインナップされており、1200mlは大きいために持ち手もつくなどしっかりと使う人のことを考えられたボトルとなっています。
象印
炊飯器や電気ポットなど、魔法瓶のメーカーとして日本でも有数の象印。日本人では知らない人はいないほど浸透している企業ですね。内瓶製造会社からスタートし、1948年に魔法瓶の製造を開始。現在では多くの人気ボトルシリーズを展開し、シームレスせんなど他企業にはない魅力的な質の良い水筒をリリースされています。
象印 復刻花柄
1967年にリリースされた花柄ポットは、どの家庭にもあるような一大ブームとなったアイテムです。その後多くの多彩な花柄が誕生しましたが、その中でも代表的な花化粧・フローラ・ワインフラワーの3つの柄が復刻され、ボトルとポットにプリントされています。
真空層をわずか約1mmまで薄くして軽量化、高い保温保冷力、内部にはフッ素コート、取りはずして洗える樹脂製カバーなど、ボトルとしてもしっかりと質が良く、象印らしい水筒になっています。
helios(ヘリオス)
1909年に創業されたドイツの老舗魔法瓶メーカー「helios(ヘリオス)」。シェラトンやヒルトンなどの一流ホテルにて使用されてきた歴史があります。
多くのボトルや水差しがありますが、中でもエレガンスシリーズはヘリオスを代表するアイテムで、デザインと機能性を高いレベルで合わせもつと評判です。全体的にすべてのアイテムにレトロ感がありますね。
helios[ヘリオス] 卓上用魔法瓶 エレガンス 500ml オリーブグリーン
無駄を排除したミニマルなデザインのhelios(ヘリオス) の卓上用魔法瓶「エレガンス」。独特な形状はシンプルながらも優雅。シェラトンやヒルトンなどの一流ホテルで使われてきた製品で、使いやすさにもこだわっているデザインとのことです。
保温能力も高く、60℃以上の温度を10時間、40℃以上の温度を24時間キープする保温性能があります。ステンレス製ではなくガラス製で、持ち運びもできるようですが、屋内だけで使うのが良いのかもしれません。
ドウシシャ
大阪府と東京都に本社を置く1974年創業のドウシシャ。自社で工場を持ちメーカーとして製造・販売を行いながら、海外から仕入れて販売する卸販売やプライベートブランドを作るなど、多くの商品を手掛けています。家電が多いので家電メーカーのように見られることもありますが、生活雑貨など、手掛けるアイテムは多種多様。
水筒は軽量さが魅力のふわふわAirや、温度を楽しむ温度ゾーンなどいくつかありますが、中でもレトロ感があり、かわいらしいモッシュシリーズは人気が高いです。
ドウシシャのモッシュ
モッシュは水筒だけではなく、マグや電気ケトル、タンブラーなどのドリンク系のシリーズなのですが、牛乳瓶をモチーフにしたどこか懐かしさのあるステンレスボトルは人気が高いです。
デザインだけではなく真空2重構造で保冷保温効力もありますが、自分が購入した時よりもいろいろと進化を遂げているようで、飲み口ユニットが付属したり、底部にシリコーンクッションを採用していたりと、より使いやすくなっているバージョンのものもあるようです。
カラーバリエーションもいくつかありますが、どれもかわいくそれぞれの味があり、レトロ感は損なわれておりません。
関連:ドウシシャの水筒mosh!(モッシュ)を使ってみた感想。洗いにくい?漏れる?など
容量:350ml / 450ml
スタンレー
孫の代まで使えるといわれる頑強さが特徴のスタンレーは、1913年アメリカのマサチューセッツ州で誕生。真空ボトルのパイオニアとして、世界中で愛されるボトルブランドとして定着しています。第二次世界大戦中のアメリカでもスタンレーの水筒が採用されるほど、頑強さは有名なのですが、保冷保温効力の高さにも評価が高いです。
ボトルが耐久性があるのでアウトドアにも向いているために、アウトドアブランドとしての一面もあり、ボトルだけではなくフードジャーやランチボックスなど幅広くリリースされているようです。
STANLEY(スタンレー) クラシックカンティーン
2017年に登場したカンティーンをリニューアルしてリリースされたスタンレーのクラシックカンティーン。どこか懐かしく、ノスタルジックな雰囲気が漂う水筒になっています。ミリタリー調な感じもあり、かっこ良いデザインだと思います。
ショルダーが着脱可能になったことなど、以前にリリースた時よりも便利になっているようですが、一層構造はそのままで保冷保温効力は弱いようです。
タイガー魔法瓶
1923年(大正12年)に創業し2023年に100周年を迎えたタイガー魔法瓶株式会社。真空断熱技術を使った水筒は同社を代表するような製品ですが、その他にも炊飯器、電気ポットなどは多くの方に愛用されてきた歴史がありとても有名。その他にも自動車・住宅・空調・宇宙・医療などの産業用部品などの分野でも部品を提供するなど、水筒や調理家電だけではなく幅広く活躍されています。
タイガー魔法瓶(TIGER) 真空断熱ボトル 200ml WEB限定 100周年記念モデル
タイガー魔法瓶の創業からの100周年を記念して作られた「レトロ柄復刻シリーズ」。オレンジストライプと花柄の多くの製品が復刻されましたが、当然その中には水筒もあります。
水筒はタイガーのシリーズ化されているMMPがモデルとなり、しっかりとタイガー独自のスーパークリーンplusや、抗菌加工を施された現代の技術が使われた最新式の水筒になります。軽量でコンパクト。飲み口などにも飲みやすいように工夫されていて、優れたボトルになっているようです。
以上です。いかがでしたでしょうか。花柄やチェックの柄などの水筒はとてもおしゃれで愛着も沸きそうですが、現状ではまだこういったレトロな水筒は数が少ないようです。しかしおしゃれ感が増しますし、人気もあるので今後もっと増えていくのではないかと思います。
お気に入りを見つけていただけたらと思います。