スリムで細身な水筒のおすすめ。500mlなどの容量別に紹介

             
  • 2023.10.28 / 更新:2024.04.10
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スリムで細身な水筒のおすすめ。500mlなどの容量別に紹介

水筒は素材やタイプに多くの種類がありますが、形状は決まったものが多い中、細いスリムなボトルは独特でポップな印象を持ち、便利な面もあり人気もありますね。ここではなんとなく細い水筒を選びたい人向けに、優れた面や悪い面を紹介し、その後おすすめを紹介していきたいと思います。
スリムボトルのまだ知らなかったメリットやデメリットを知ってより魅力を感じていただき、ボトル選びの参考にしていただけたらと思います。

目次

スリム水筒のここがすごい!

スリムな水筒はデメリットもありますが、良い面も多い形状です。持ち歩きのしやすさや握りやすさなどの使いやすさが向上するメリットがありますので、詳しく見ていきたいと思います。

持ち歩きやすい

スリムな形状で場所を取らないので、バッグなどの狭いスペースに収納することができ、携帯して持ち歩くのには便利な形状です。スリムな水筒を選ぶ理由はこちらがいちばん多いのではないでしょうか。バッグの小さな外ポケットなどに入れることができる場合が多い形状で、歩きながらでも取り出しやすく手軽につかうことができ便利です。

握りやすく持ちやすい

人によるとは思いますが、細いので幅や奥行が狭くなり握力が弱い人にも握りやすい形状です。さらに比較的に重量も軽いものが多く、持ちやすくさらに持ち上げやすくなります。水筒を持ち上げて飲むことが楽になり、握力のない女性に向いている形状と言えるかもしれません。
選択する前に幅奥行をチェックし、事前に自分が持ちやすいサイズを把握しておくと間違いはないですね。

おしゃれ

形状が太いと無骨感がありますが、スリムだとスマートなのでおしゃれ感があります。特にボディから蓋まですべて同じ太さのストレートなタイプならば、よりスマート感があり、また小さいのでかわいさのあるデザインになります。

このように、スリムな形状であることでのメリットも多いのですが、一方ではデメリットも多くなってしまいます。

ここがデメリット

スリムなことでのデメリットには、洗いにくさや安定感のなさが大きいのではないかと思われます。

洗いにくさ

スリムなために口径が狭くなり、内部が洗いにくいボトルとなっています。といっても、食器洗いスポンジはたいていの水筒でボトル内部には入らないので、広口ではない水筒と同じでボトル内部は酸素系の漂白剤で洗浄することになります。
少しでも楽にするには、内部に汚れが付着しにくいコーティングがされているのを選ぶのも良いかもしれません。

安定感のなさ

細いためにボトルの底面積が小さく、一般的な太さの水筒よりも軽いために少し安定感にかけ、倒れやすい傾向になっています。机などに置いておくと、ちょっとしたアクションでぶつかってしまうので蓋を閉めておくなどして対応したいです。

どこからがスリムなのか

スリムな水筒とは漠然と細いボトルになり、厳密な幅サイズなどはなくどこからスリムといった数値は当然ないのですが、多くの細身なものを見てきた中で、ある程度は容量によりラインがあるようです。250ml未満では幅4.5cm、300ml/350mlでは5.5cm~6.0cm、500ml以上では6.5㎝であればスリムと言えるのではないかと思います。

用途を考えるとスリムの場合はあまり大きな容量に需要が少なく製品数も少ないようです。なのでここではだいたい140ml~500mlまでのサイズのスリム水筒を紹介していきたいと思いますが、まずは特におすすめの2つを紹介いたします。

特におすすめなスリム水筒3選

アトラスAirlist 150ml

アトラスのエアリストは軽量さに拘って開発されており、容量もさまざまラインナップされていますがそのどれも最軽量のボトルになっています。ミニボトルの150mlでは90gと他では見られないような軽さがあり、さらにスリムさも4.6cmと魅力となっています。このクラスのミニボトルとしては基本仕様がトップクラスとなっていますが、その他にも優れた面もありますので紹介したいと思います。

質の良いステンレスを使用

SUS316はステンレスの中でも高品質です。もともとステンレスはクロムとニッケルが含まれて錆に強い金属となっていますが、sus316ではさらに18%のCrと12%のNiを含みそれにモリブデン(Mo)が添加されており、耐食性に大変強い金属となっています。
また、アトラス独自のクリーンミラー加工により、匂いや汚れも付着しにくい仕様で、小さいながらも質の良いボトルとなっています。

持ちやすさ

ミニボトルなので軽さはもちろんあるのですが、それでも90gは飲み物が入っていても軽量です。ボトルは筒形の一般的な形状で指や手にかかる所はありませんが、表面はマットなコーティングは施されておらずにツルツルとしていないため、スリムさもあり自分にはとても持ちやすいです。
太くて重いと力がない人ではやはり何度も持ち上げていると、握力が必要になってきますので、スリム軽量で、ツルツルしていないボトルは持ちやすさがあります。

保冷保温効力

しっかりとは図っていないのですが、ボトルは真空2重構造で保冷保温効力が高いです。このサイズのボトルでもしっかりと保冷保温ができるのはうれしい所。いつでも温かい冷たい飲料を飲むことができます。

飲みやすさ

ミニボトルは飲み口も狭く飲みにくいものが多いですが、こちらは飲み口は狭いのですが、しっかりと厚みがあり、また、凹凸があるスクリューのネジも少し下に配置されて、飲む際に口に当たって違和感があるといったことがないような仕様になっています。
飲みやすさをしっかりと考えられており、快適とは言えませんが、このサイズのボトルではかなり飲みやすくなっていると思います。

サーモス真空断熱ケータイマグ JOR (250ml / 350ml / 500ml)

サーモスは比較的にスリムな水筒が多いですが、JORは250ml/350ml/500mlとすべてが他の同じ容量のものと比べてもスリム。さらに重量も軽量な作りとなっています。また、食洗機にも対応している点も良く、スリムで洗いにくい点もカバーしてくれていると思います。
ただ、飲み口栓があるので、パッキンが二つとパーツが多くなってしまっている点などはデメリットとなってしまってはいますが、それでもスリムな水筒としてはとても完成度の高い水筒になっていると思います。

飲みやすい

パーツを増やしても付けた飲み口栓ですが、これがあるためにとても飲みやすくなっています。プラスチック製で、ステンレスの冷たさを感じないやさしい飲み口です。食洗機があればパーツが増えても問題はないと思いますが、手洗いだとさすがに手間がかかりますが、それがあっても飲み口栓があってよかったと思えるのではないかと思います。

開けやすい

飲み口の蓋がたったの90°の回転で開くことができます。飲む時と飲み終わった後に蓋は閉めるので、かなりの回数を開け閉めすることもあり、回転数が少なく開閉できるのはとても大きなメリットだと思います。実際使って見るととても楽に感じます。口コミだと飲み口栓も回ってしまうといったことが言われていますが、そういったことはなくとても快適です。ここまで回転数が少なく開閉できるのはおそらくなく、サーモスでも90°は現在JORのみ。

保冷保温効力

サーモスらしく保冷保温効力が高いです。飲み口栓とキャップの二つの開閉する場所があるので、密閉性から多少効力は弱まるかと思いましたが、しっかりと内部の温度を保ってくれます。真空2重構造にも定評があるブランドなので、JORでもそういった点も問題はないと思われます。

らくらくキャップのタイガーMMZ (350ml / 500ml / 600ml)

タイガーのMMZはもともとスリム軽量な水筒としてリリースされていましたが、のちに「らくらくキャップ」に仕様が変更されてリニューアルされたものになります。らくらくキャップとはパッキンと栓が一体となったシームレス栓のことで、パッキンの煩わしさから解放されたキャップのこと。象印やサーモスなどでも増えている人気の仕様で、MMZもこのシームレス栓を取り入れたことでスリムさだけでなくかなり使いやすい水筒となっています。

関連:タイガーのシームレスせん水筒MMZを使って見た感想

スリムさ

どの容量でも幅が6.6cmとなっています。スリムではありますが、350mlではそれよりも細いものもあり、ただ500mlや特に600mlではかなりスリムなサイズの水筒になっていると思います。実際に手にしてみると軽量のためか、サイズよりもかなり細く感じることができます。600mlとは思えない持ち運びのしやすさがありました。

シームレス栓

パッキンのつけ忘れによる漏れ、洗浄や着脱の面倒くささから解放することができるシームレス栓のキャップを採用しています。シームレス栓といってもいろいろな作りのものがありますが、MMZではパッキン部分が大きく露出しているので、パッキンを清潔に保ちやすいです。

飲みやすさ

飲み口栓などは付属していませんが、ステンレスの直のみ式にしてはかなり飲みやすい飲み口になっていると思います。狭口ながら厚みがあるのでかなり滑らかさがあり、スクリューの段も口に当たらないように下に設計されているので違和感もなく飲み物を飲むことができました。

以上が特におすすめのスリムな水筒になりますが、その他にも多くのスリムタイプのものがありますので、容量別に良いと思われるものを紹介していきたいと思います。

200ml未満

HARIO(ハリオ) マグボトル ブラック 140ml SSB-140-B

ハリオのステンレスボトル140ml

耐熱ガラスを使ったコーヒ関連の製品が有名なハリオ。こちらはガラスではなくステンレスを使った水筒ですが、保温性も高く、ボディ表面にはザラつきのある細かな粒を塗装を施し、滑りにくく持ちやすくなっているなど質も良いようです。350mlと140mlの2つのパターンがあり、こちらの140mlはスリムタイプとなっています。
砂糖の多い缶コーヒーを買うよりも、こちらのボトルで1杯分を入れて持ち歩くのも良いかもしれませんね。

サイズ:4.6×4.6×15.6cm
重量:120 g

Atlas(アトラス) 160ml ダブル ステンレスマグボトル ホワイト APB-160WH

アトラスのダブルステンレスボトル

アトラスのダブルステンレスマグボトル。軽量スリムで携帯性に優れた160mlと飲みきりサイズの設計。95gの軽量さは一際際立っています。小ささだけではなく、飲み口なども丸みを持たせて飲み心地にも気を使われています。
他にもカラーバリエーションがありますが、ホワイトはロゴもないシンプルなデザインがおしゃれ。シルバーなどは逆に派手なデザインをしています。

サイズ:‎45×45×197mm
重量:180g

200ml

250ml

タフコ ステンレス製マグカップ フリーカフェ F-2633

タフコのステンレスマグボトル・フリーカフェ

タフコがなんの会社なのか調べてもよく分からないのですが、250mlでは5.5cm幅と最もスリムな水筒です。口径も4.5cmある作りで大きな氷を入れることや、飲み物を入れるのにもこぼさず入れれるサイズなのは良いですね。
パーツも少ないので手間もかからないのですが、蓋はスクリューが入り込むタイプで、深く細い隙間ができるので洗いにくさはあると思います。

サイズ:約幅5.5×奥行5.5×高さ17.5cm
重量:186 g

パール金属 スリムマグ スリムストラップ付 カフェマグ HB-5181

パール金属のスリムストラップボトル

ストラップが特徴的なパール金属のスリムマグ。ストラップはおしゃれですし、カラビナにかけたり手首に巻いたりし、持ち運びやすいくなり機能性も高くしてくれますね。ただ見た感じでは着脱式ではなさそうなので、洗う際には濡れると乾くまでに時間がかかりそうです。
それでもストラップのおかげでキャップも回しやすい形状になっているのも特徴的です。

サイズ:幅6×奥行5.5×高さ19cm
重量:0.18kg

300ml

和平フレイズ マグボトル スリムタイプ かちこれ KR-8277

和平フレイズ・かちこれシリーズのスリムボトル

和平フレイズのこれが欲しかったシリーズのかちこれ。こんなのが欲しかったを実現するシリーズで、水筒の他にもフライパンなどの多くの調理用器具などもラインナップされています。

水筒はやさしいカラーリングで、蓋が小さくスリムで特徴的なフォルムがおしゃれですね。構造もシンプルで洗いやすく、口コミの評価も上々です。容量は300mlの他に600mlがリリースされています。

サイズ:約5.8×5.8×18.7cm
重量:190 g

和平フレイズ スリムボトル イミオ IM-0009

和平フレイズのイミオIM-0009

和平フレイズのスリムボトル「イミオ」。快適な飲み心地にこだわった飲み口が縦に大きめの作り。丸みがあり滑らかになっています。幅はボディに比べるとせまくなっていますが、これは保冷保温を考えられた設計、広いと熱や冷気を逃がしてしまうボトルネックとなります。

デザインも美しく、塗装が剥がれやすい底面とキャップはステンレスがむき出しの状態ですが、実用も兼ね備えながらもよりシャープな見た目になっていると思います。

サイズ:約5.8×5.8×19.1cm
重量:210 g

thermo mug(サーモマグ) アンブレラボトル アイボリー UB15-30

サーモマグのアンブレラボトルUB15-30

独特な形状が人気のサーモマグアンブレラボトル。このボトルはいくつかの容量があり、どれもスリムなタイプが特徴的ですが、300mlで5.5cmの幅はとてもスリムで1番かもしれません。ただ少し重量があるようです。
とても多くのカラーバリエーションがあり、マットで可愛らしく、直飲みで蓋とボディのシンプルな構成です。

サイズ:直径5.5×H23cm
重量:230g

350ml

パール金属 マグボトル レッド カフェマグワンタッチ HB-4036

パール金属・カフェタグシリーズのワンタッチオープンタイプの水筒です。蓋を閉じることでロックがかかるので、安心してバッグの中にいれることができます。ロックボタンを下げながら押すことでオープンさせることができます。

ブラウン/ブラック/レッドとカラーバリエーション展開され、どれもシックなデザインです。また、幅は6cmとスリムなのですが、奥行が7.5cmなので少し長めです。

サイズ:幅6×奥行7.5×高さ23cm
重量:280 g

サーモス 真空断熱ケータイマグ JOR-350

サーモスの真空断熱ケータイマグ JOR-350

サーモスの最新式水筒「JOR」。スリムでありながら重さも165gと基本的な仕様にすぐれており、他にも蓋を閉める回転数が少なく開閉の手間を省き、全てのパーツが食洗機に対応させ洗浄の煩わしさを軽減してくれているなど、使う人の使いやすさ管理しやすさを考えられた水筒です。
350mlの他にも250ml・500mlの容量がラインナップされています。

サイズ:幅6×奥行6×高さ19.5cm
重量:165g

500ml

ティファール クリーンマグ Ag+抗菌仕様 ミルキーホワイト

ティファールのクリーンマグ

電気ケトルで知られるティファールの水筒。抗菌素材マイクロバン(R)により、飲み口のプラスチック表面の菌を抑制。飲み口の清潔さにこだわっているボトルです。

長い時間使い、何度も口をつける使い方の人は飲み口は気になるところ。スリムの他に飲み口の抗菌仕様は嬉しいポイントだと思います。また、ティーインフューザー付きでティーパックを入れたまま飲むことができます。

サイズ:幅6.5×奥行6.5×高さ22cm
重量:215 g

サーモス 真空断熱ケータイマグ 500ml マットホワイト JOG-500 MTWH

サーモスの真空携帯マグJOG-500 MTWH

こちらはサーモス・JOGシリーズの500mlになります。現在は生産中止となってしまっているシリーズですが、サーモスらしくスリム軽量コンパクト。半回転でオープンできる蓋、口当たりやさしい樹脂製の飲み口など良い所が多く現在でも人気のある水筒です。
500mlの他にも250ml・350mlのバリエーションがあります。

サイズ:6.5×6.5×21.5cm
重量:210g

500ml以上

象印 (ZOJIRUSHI) ステンレスマグ SM-ZA60-BM

象印のステンレスマグボトルSM-ZA60-BM

せんとパッキンが1つになった象印ではお馴染みのシームレスせん水筒。600mlの容量ながら幅6.5cmは他と比較してみても優秀なスリムさです。
スリムコンパクトな洗浄しにくい形状ながら、シームレスせん、撥水性に優れた内面フッ素コート仕様で匂い残りも軽減でき、お手入れが少し楽になっています。丸みのある滑らかな飲み口も口当たりがよく好評です。

サイズ:6.5W x 25.5H cm
重量:260 g
容量:600ml

タイガー魔法瓶(TIGER) マグボトル MMZ-A502WW

タイガーのマグボトルMMZ-A502

タイガーの夢重力ボトル「MMZ」。スリムの他にもタイガー独自のスピニング加工により、夢重量な軽量なボトルになっています。ある程度容量があり、スリムでかつ軽量なボトルを求めている方に最適なボトルですね。
どんなシーンに溶け込みやすそうなシンプルなデザインも良く、また、飲み口の上部をカールさせた丸みのあるマグカップのような飲みやすい飲み口を再現。最新版では食洗器対応・パッキン一体モデルとより使いやすくなっています。

サイズ:6.6×6.6×25.1(幅×奥行×高さ㎝)
重量:230 g
容量:600ml

まとめ

持ち運びやすく、スマートでおしゃれなスリムタイプのボトル。持ち運びに重点をおき、スリムの他にも軽量さを重視している方もおおいのではないかと思います。スリムタイプは軽量なものも多い中、特にアトラスのボトルはとても軽くおすすめです。

どうしても口径が細くなりがちで、それにより不都合も生じやすいですが、飲みやすさなどの使いやすさにもこだわりたいですね。

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