ReachWill(リーチウィル)のマグボトルを使ってみた感想。軽量感がありマットでデザインもかわいい水筒です

             
  • 2022.09.14 / 更新:2024.08.17
  • 水筒
ReachWill(リーチウィル)のマグボトルを使ってみた感想。軽量感がありマットでデザインもかわいい水筒です

350mlの水筒の中でも最軽量をほこるリーチウィルのマグボトル。あまり有名なメーカーの水筒ではありませんが、軽量さ以外にもデザインが可愛いらしく、見た目から特徴的なので気になっている方もいられるのではないでしょうか?ここでは優れた重量やデザイン以外に、その他の機能面はどうなのかを見ていきたいと思います。

リーチウィル魔法瓶株式会社とは

は2017年に大阪府大阪市中央区にて創業した「リーチウィル魔法瓶株式会社」。まだ新しい企業ということもあり、あまり聞きなれない会社かも知れませんが、多くのステンレスボトルをリリースされています。
多くの情報はありませんが、ホームページを見るとOEMにて製品の製造を請け負うプロダクトがあるので、メーカーかと思いましたが、パートナー企業との協業によるもので、主にステンレス製水筒の商社として活動されています。
ただ自社製品として扱っているボトルはデザイナーとのコラボなどもあり、デザインにこだわりを持ち、また、コストや軽量さに優れている点は消費者目線を大事にされているからこそのようです。

そういった特徴をもつリーチウィルのマグボトルですが、まずは基本情報を紹介し、その後に実際に使って見た感想を見ていきたいと思います。

基本情報や特徴

本体サイズ:約直径6.7×高さ15cm (350ml)
保温効力:87度以上(1時間)/68度以上(6時間)
保冷効力:10度以下(6時間)
容量:350ml / 480ml

リーチウィルにはいくつかの種類の水筒がラインナップされていますが、今回レビューしていきたいのがマットカラーバージョンのステンレス製マグボトルです。特徴を以下にまとめます。

  • 超軽量設計
  • 真空2重構造の保冷保温力
  • 開けやすい蓋
  • こだわりの飲み口
  • おしゃれなデザイン

多くの良い特徴を持つボトルですが、上記に加えて、洗いやすさ、漏れなども合わせて見ていきたいと思います。

おしゃれでかわいらしい外観

リーチウィルのマグボトル外観

350mlのボトルと思えないほどスリムで小ぶりな作り。蓋はポリプロピレンの素材ですが、ボディも同じ素材に見えてカラーは違いますが一体感があります。

カラーバリエーションは「グリーン・イエロー・ホワイト・ブルー」と豊富にラインナップされていますが、どれもマットなカラーリングで、ゴムを思わせるステンレスの冷たさを感じない柔らかそうな見た目があり、かわいいデザインです。

驚異的な軽量さ

多くの350ml水筒の重量を調べてみましたが、情報では160gと、このリーチウィルのマグボトルがアトラスのエアリストと並び最軽量でした。

計測器で重さを測る

で、本当なのか実際に計量してみた所、amazonでは160gと表記されていたそれよりも軽い155g。350mlの水筒では200gなら軽量といえるので、この軽さは圧倒的だと思います。

サイズと軽さ

同じ350mlの水筒を並べてみましたが、このようにかなり小さいサイズです。これは遊びが一切ないからで、サイズピッタリに飲料を入れて350mlになります。他の水筒に比べて蓋がかなり軽いので、サイズだけでなく、工夫により軽さを保っている面もありますが、ただ、350mlしっかりと必要な場合は余裕がないのも不便とは思います。

手に持った感じ

手に持ったリーチウィルのマグボトル

表面は梨地加工が施してあり、ザラザラとしています。ツルツルと滑る表面では落としやすいので、指や手の平にかかる感じが良いです。梨地加工は汚れも目立たないのも良いですね。
また、真っ直ぐなボディですが、太さはないので握れる感触もあり、とにかく軽いので持ちやすいです。

漏れは?

あまり有名なメーカーではないので、しっかりとした作りか心配かもしれませんが漏れは起こっていません。

蓋と飲み口ユニット1
蓋と飲み口ユニット2

蓋と飲み口のユニットがあり、どちらもポリプロピレンの素材。それぞれにパッキンがついており、パッキンなしや、取りやすいようにけづったり、パッキンの一部を長めにしたりと工夫がされています。

これらをしっかりと設置すれば漏れは起こりませんが、パッキンのズレやせんがしっかりとはまっていないなどがあると漏れに繋がり、こちらはせんが2つあり、それぞれにパッキンがあるとそれだけ漏れる可能性があるので気を付けたい部分ではあります。

飲み口せんがあり飲みやすい

リーチウィルのマグボトル飲み口

こちらの飲み口ユニットは、ポリプロピレンなので固いのですが、滑らかな斜面が作られていて、唇にフィットしてとても飲みやすいです。この飲み口ユニットがあるために、飲む時に傾けすぎても一気に溢れないですし、氷など入れても口にはいって来ることがないので便利です。

飲み口せんをとった飲み口

また、飲み口せんをとった状態でも飲料を飲むことはできますが、直のみの状態で飲むことは考えられていないようで、この状態ではあまり飲み心地は良くありませんでした。自分は厚みのあるタイプが好きで、厚みのないうす口となっているこちらの飲み口は刺さるような感覚があり、飲みやすくはないと感じました。

洗いやすさは?

食洗機で洗うことはできずに手洗いのみ推奨されています。

広口指を2本いれる

口径が4cmあるので指を2.3本入れることができ、画像のようにスポンジを折って内部を洗うことができますが、底やサイド面を力を入れて洗えているわけではないので、棒付きのスポンジで洗うのがおすすめです。棒付きもスポンジの大きさにより入らないもの多いですが、口径が4cmあればだいたいの製品は問題ないと思います。

また蓋は飲み口ユニットがあり、それぞれにパッキンがついているので手間がありますね。

リーチウィルマグボトルのせん

せんの画像見てもらうとわかると思いますが、真ん中突起部分と、サイドがわりと離れているので間を洗うのにスポンジでも奥まで届きます。なのでこちらも家庭用洗剤とスポンジで洗うのが良いと思います。

酸素系漂白剤の浸け置きしか洗う方法がない水筒ではないので洗いやすさがありまります。

開けやすく閉めやすい蓋

とても特徴的な蓋はデザインとしてとてもかわいらしさを作っている部分です。

キャップの閉まり方

開け閉めする場合はスクリュータイプなので、回す必要がありますが、一周回さなくてもしっかりと閉まる浅い構造。開けるのにも閉めるのにもグルグルと何回も回すよりも断然楽です。

保冷保温力

次は保温力を見ていきたいと思いますが、仕様では 「保温効力:87度以上(1時間)/68度以上(6時間)」となっています。

ここでは71度のお湯を入れて、6時間後の温度を見てみます。

温度計測18時スタート
熱いお湯を入れ温度計で計測

6時間後

6時間後の時計
6時間後の温度計測

54度まで湯温は下がりました。仕様では95度の湯を入れた場合のものですので、71度からスタートしたここでは68度に保つことはないですが、例えばドウシシャのmoshが同じ温度でスタートし、12時間後でも50度をキープしたのを見ると少し保温力は劣るかもしれません。でも保温力がないわけではなく、強力とはいえないものの、一般的な保温力と言えると思います。これだけ軽量化が計られている中では立派な保温力と言えるかもしれません。

メリットとデメリットまとめ

とても多くの良い所がある水筒なのでまとめます。

メリット

  • 梨地加工され持ちやすい
  • 350ml水筒の中でも軽量トップクラス
  • 可愛らしいデザイン
  • 滑らかで飲みやすい飲み口ユニット
  • 広口で洗いやすい
  • 回転数が少なく開閉できる蓋
  • 価格が安い

など、とても多くのメリットがあり魅力的な水筒です。リーチウィルがどこの中国企業と協業して水筒を作っているのか分かりませんが、優れた水筒であることは間違いないです。

デメリット

  • 保冷保温効力が少し弱いかも
  • 飲み口せんを使わないと飲み心地が良くない

口コミなどを見ていても保冷保温効力が強いといったこと言われていますが、確かに気にならない程度だとは思いますがサーモスなどに比べると少し弱いかもと感じました。


以上になりますが、とても良い特徴を多く持った水筒で価格も安いのもうれしいポイント。480mlタイプもありますので、同じような特徴をもった500mlの水筒をお探しの場合は良いかもしれません。参考にしていただけたらと思います。

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