直のみやストローに比べて上品に飲むことができるコップ付き水筒。ゆったりと飲み物を楽しむにはコップは便利なのですが、様々なタイプのものがあるため、迷うこともあるのではないでしょうか。ここではおしゃれ、小さい、洗いやすい、大人向けなどに分けてそれぞれのおすすめを紹介していますが、まずはコップ付きの魅力やメリット、デメリットなども見ていきたいと思います。
メリット
まずはコップ付きの魅力として、メリットを3つ紹介いたします。
飲料を清潔に保つ
コップ付きは直のみ式のように1つの飲み口に直接口をつけることがないので、内部の飲料を清潔に保ちやすいです。
女性が直飲みの水筒を使う場合に、口紅やパウダーなどが飲み口に付着し、それがボトル内部に入って飲料に混ざってしまうことがあります。何度も飲み口に直接口をつけて長い時間使うことがあり、直のみはあまり清潔とは言えませんが、コップ付きならば飲み口に直接口を付けることなく、口を付けた部分の雑菌がボトル内部に入ることはないので、清潔に飲料を飲むことができます。
暑い飲み物も冷ませる
コップ付きならばコップに注いだ熱い飲料を冷ましながら適温で飲むことができます。
保温力の高いステンレス真空二重構造水筒に入った暖かい飲み物は、いつまでも冷めずに温度をキープできるので、ボトルに入った熱い飲料を長時間に渡って飲むことができるのですが、熱くて飲みにくい時に直飲みタイプですとそれがずっとそれが続いてしまいます。
コップ付きならば適量の熱い飲料をコップにうつし、時間をかけて冷ましながら飲むことが出来ますね。
子供も使いやすい
コップを使って飲めば子供もこぼさないで飲むことが出来ます。
子供向けの水筒にはコップと直飲みが両方行える2wayタイプのものが多いです。直飲み式は、傾けすぎて勢いよく飲料が出てきた時に、幼い子供には溢れてこぼしてしまう場合があるため、上手く制御が出来ない子向けにコップがそえられている事が多いです。
機能的なタイプで、シーンで使い分けられるために子供向け以外のものにも見られますが数は少な目です。
こうした良い面が多いコップ付きですが、デメリットもあるのでそちらも見ていきます。良くない面を知ることでよりコップ付き水筒を理解でき、自分のスタイルにマッチしたものを選びやすくなると思います。
デメリット
コップが剥き出し
ボディに装着したコップは、口をつける部分外側が剥き出しの状態になってしまいます。なので、汚れが付着した場合はそのままその汚れを口に含んでしまうことになり、清潔ではなく安全ではなくなってしまいます。アウトドアで使う場合のみならず、バッグに入れる時もバッグ内部の汚れにも気をつけたいです。
コップのハンドルは持ち運びに邪魔に
コップにハンドルが付いた製品があり、飲む際にはハンドルを持って飲みやすい仕様で、こちらを選択する方も多いですが、バッグの中に入れる場合、狭いスペースでは収納しずらく意外とハンドル部分が邪魔になる場合があります。持ち運びには適していないので使うシーンを考えて選びたいです。
以上がコップ付き水筒のメリットとデメリットになりますが、ここからは特におすすめなもの、大人、おしゃれなどの種類に分けて、コップ付き水筒のおすすめを紹介していきます。
特におすすめなコップ付き水筒
ここでは実際に使って見て特に良かったものを紹介しています。
サーモスのFFM501
サーモスからはいくつかコップ付きの水筒もリリースされていますが、こちらのFFM501は500mlのコップ付き。500mlはあまりコップが付いたものがないために、人気の理由の一つになっていますが、それだけではなくメリットも多いので紹介していきます。
容量：350ml / 500ml
スリム軽量
サーモスの水筒らしくスリムな形状です。コップ付きでここまでスリムなタイプはこのサイズにはないので、スリムなコップ付きを求めているならこちらになるのではないでしょうか。スリムなのでバッグにも収まりが良く持ち運びしやすいです。また、直のみタイプの場合、スリムな形状だと飲み口も細くなってしまいますが、コップ付きなのでそういった飲み口を気にしなくても良いのは良い所だと思います。
ワンタッチで使いやすい
中せんがワンタッチでフルオープンするコップ付きとして使いやすいタイプです。フルにオープンし、傾けても元に戻らないので、オープンした蓋が邪魔にならずに注ぎやすくなっています。片手に蓋を持ち、もう片方にボディを持ちそのまま片手でワンタッチで蓋をオープンして、蓋に注げるといった使い方ができるのでかなり使いやすいと思います。
飲みやすいコップ
水筒はステンレスの素材を使って作られていますが、飲み口の部分だけは樹脂製となっています。ステンレスを直接口につけて飲む場合は冷たさを感じる時があったり熱い飲み物が飲みにくいといったことがありますが、そういったことがないように樹脂でぐるりと飲み口を覆った作りになっています。少し外に開くような作りなのも口にくわえやすいです。ただ薄く柔らかさがなく、飲みやすさよりもスクリュー式の蓋を取る際の、回しやすさの方がメリットかもしれません。
保冷保温効力が高い
サーモスの水筒なので保冷保温効力に関しては問題はないと思いますが、蓋付きといったことで少し密閉性はどうかといった心配もありましたが、問題なく効力はやはり高いです。いつでも温かい冷たい飲料を蓋に入れて飲むことができるのはやはり大きなメリットです。
アトラス テンピークライト
アトラスのテンピークは中栓に断熱材、ボトルに5層の断熱構造を使用して、国内最高レベルの保温効力を誇るボトルとなっています。長い時間熱いお湯をキープ出来るので、アウトドアで使い目的の場所に着いてコーヒーやカップラーメンを作るなどの使い方も良いのではないでしょうか。
注ぎはスクリューの中栓を緩めて使うタイプでワンタッチ式。ワンタッチの手軽さはないですが、複雑さはないのでワンタッチ式よりは洗いやすさはあります。
容量：370ml / 500ml / 750ml
他にはない強力な保温効力
他の水筒と比べてはないのですが、温かい飲み物を入れてみたら確かに温度を長く保ってはいました。直飲みと違いコップ付きなので温かい飲料も飲みやすいですし、恐らくコップ付きでは1番の保温があると思います。
アウトドア仕様
ボトル底には柔らかいゴム製カバーが装着され、落としても大丈夫なように耐久性が高くなっており、またカラーリングやボトルには雪山のロゴか描かれていたりとアウトドア仕様となっています。日常生活よりもアウトドアなら他にはない保温効力を存分に発揮出来るのではないでしょうか。
大きなコップ
コップが大きいのでボトル全体として少し大きくなり、スマートさにかけてはいますが、大きいので飲みやすさがあります。割と厚みもあり、尖っていたりしない点もゆったりと美味しく飲料を飲めると思います。
おしゃれ
コップ付きのおしゃれな水筒を紹介しています。ブランドのコップ付き水筒などはないので、形状などのデザインが重要になり、コップがあるのを感じさせないようなボトルはスマートなかっこよさがあり、また、コップにハンドルがあると上品でかわいらしいものが多い傾向です。
MOMO CONCEPT（モモコンセプト）カップ型水筒
モモコンセプトのカップ型マグボトル｢キューズ｣。子供用やキャンプ用が多いカップ付き水筒ですが、こちらは女性に向けてデザインされており、カップの一部がクリアとなっているなど、とてもスタイリッシュなボトルです。
コップの取手は飲む時のためではなく、指にかけて持ち運ぶことができる仕様。また、ワンタッチでオープンてきるなどの機能性も備わっています。
容量：380ml
mosh！Café&Work コップ付きボトル
懐かしいのにひと味違う新しい形をコンセプトとしたドウシシャのボトルシリーズmosh。可愛らしいおしゃれなボトルがラインナップされたシリーズですが、こちらの｢Café&Work コップ付きボトル｣はモッシュボトルの中でもコップ付きのバージョンです。ハンドルが付いて可愛らしいデザインが特徴。
ステンレス2重構造で保冷保温力もあり、外観は可愛らしいデザインですが、中せんまでもコロンとして可愛らしいです。
容量：450ml
カラー：グルーン/ピンク/ホワイト/ブルー
helios(ヘリオス) 卓上用魔法瓶 エレガンス 250ml
1909年創業、ドイツの老舗魔法瓶メーカー｢ヘリオス｣。ヒルトンホテルや航空会社のフライト社などが採用するなど信頼性の高いボトルが特徴的です。
デザインもモダンなカラーリングがおしゃれ。ユニバーサルデザインを掲げて誰もが使いやすい製品を作り、多くの施設などでも使われています。こちらの250mlは可愛らしく、ピクニックなどのシーンでいきると思われます。
容量：250ml
大人でも
大人が使うタイプのボトルでは、子供っぽさのあるタイプは避けたい所ですが、コップ付きは直飲みだとこぼす心配のある子供向けが多いタイプです。
子供向けではないタイプでもコップにハンドルがあると可愛く見えてしまいますが、それでもシンプルでかっこよさのあるデザインの大人向けもいくつかあります。
和平フレイズ コップ付 2WAY マグボトル 500ml
和平フレイズのサスティギアシリーズの水筒で、直飲みにも対応している2wayタイプマグボトル。アウトドアに対応したサスティギアなので、丈夫で持ち歩きやすいなどの魅了がありますが、昭和を感じさせる大人向けのなデザインも素敵だと思います。
また、子供向けのコップ付きは2way対応は多いですが、このサイズと大人なデザインで2way対応は多くはないので貴重です。
Stanley(スタンレー) Classic Vacuum Bottle 真空断熱ステンレスボトル 1L
スタンレーボトルの礎といえるクラシックシリーズのコップ付きボトル。頑強さで昔からキャンプなどアウトドアで使われてきたアイテムです。
重厚感のあるデザインは男らしくスタンレーらしさがありますが、ダフルガードなどで耐久性が高いために少し重ため。ただハンドルが付いて注ぎやすく設計されており、実際に使うと人気シリーズのボトルと分かると思います。
小さい
元々子供や女性が使いやすいのがコップ付き。シーンにもよるとも思いますが、さらに小さいサイズとなると、より子供や女性に向いた水筒になると思われ、デザインは可愛く、しっかりと飲み干せる300ml以下のボトルを選んでいます。
ジェニアル(Genial) アンティムボトル 200ml 264651
ピクニック関連の雑貨をてがけているジェニアル(Genial)のアンティムボトル。容量は200ml、サイズが約幅7.5×高さ15cm、ちょうどスマホに多い大きさと分かり安いサイズ感です。ハンドル付きのボディもかわいらしいく、デザインとしてはカラーリングに美しさがありますね。こちらはコライユですが、他にエクリュ・グリーとおしゃれにカラーリングされています。
容量：200ml
象印マホービン(ZOJIRUSHI) ステンレスマグボトル コップタイプ 200ml
木の実が付いた枝が描かれた象印マホービンのコップ付きマグボトル。真空部分を独自技術で1mmまで薄くして軽量化。内面にはフッ素コーティングを施し、本体の丸洗いも行えます。象印らしい機能性があり、また、ストラップがついているのも子供も使え、持ち運びに嬉しい点です。
容量：200ml / 250ml
和平フレイズ マグボトル 180ml スミニ RH-1491
和平フレイズの180mと最小クラスの｢スミニルームマグ｣。サイズに見あった丸々とした可愛らしいデザインをしています。これだけ小さいと使いかも限られそうですが、名前もルームマグなので、持ち歩くよりも部屋で使うのが良いようです。
ちいさいながらも直飲みとコップ飲みができる2wayタイプ。底にはシリコンカバーなど、機能性とデザインかねそなえていますが、容量のバリエーションが180mlしかないのが残念ですね。
容量：180ml
洗いやすい
洗いやすい水筒条件はいくつかあり、シームレス、手が入る、食洗機対応、広口、内部に撥水性の高いコーティングになると思いますが、コップ付き水筒でもそれはもちろん同じです。コップ付きの特有のものとしては注ぎ口のある中せんがワンタッチオープン式の場合、蓋と注ぎ口が分解できるものの方が洗いやすくなります。
象印マホービン(ZOJIRUSHI) ステンレスコップタイプ 1.5L SF-CC15-XA
象印マホービンのコップ付きステンレスボトルSF-CC15-XA。なにより7cmと広い口径が魅了的。これだけ広ければ手を入れて底をゴシゴシと洗うことが可能。また、内部はフッ素コーティングされており、撥水性を高めて清潔に保ちやすいですし、象印特有のせんとパッキンが一体となったシームレスせんもしっかりと採用され、パーツが少なくて洗うのも楽です。
掃除に関してはステンレスボトルの中でも1番優れているのかも知れません。
容量：1.3L / 1.5L / 2.0L
パール金属 500ml コップ付 ダブルステンレスボトル オクターブ HB-1741
パール金属のダブルステンレスボトルシリーズのオクターブ。保冷保温力に優れたこちらのシリーズには、様々なタイプと容量のボトルがありますが、こちらはコップ付きでスリム。また、洗いやすさとしては口径が4.5cmと広く、中せんが分解できる作りとなっています。
容量：500ml / 1000ml / 1200ml / 1500ml
ドウシシャ マグちゃん 350ml DMCM350
ドウシシャのマグちゃんはラジオや座談会の｢こんなボトルが欲しかった｣の声を元に開発された水筒で、開けやすく、持ちやすく、握りやすく、洗いやすいといった多くの要素を持つ水筒になっています。
上に向かって広い形状も、水筒としては独特でおしゃれ。タンブラーとしても広口の飲みやすいタイプですが、さりげなくがコップ付いているのもポイントで選べる2wayです。
容量：350ml
カラー：ピンク/バーガンディ/ブルー/イエロー
スケーター コップ付き ディノサウルス 480ml PSB5KD-A
多くの絵柄のあるスケーターの人気水筒｢PSB5KD｣。こちらは恐竜のバージョンになり、コップ付きで、尖った飲み口で直飲みにも対応した2wayタイプの水筒です。
コップ付きで食洗機にかけれるものは少ないのですが、こちらのプラスチックボトルでは対応。洗うのが楽なタイプですし、肩掛けベルト・名前シール付きでお子様が使いやすくなっています。
容量：480 ml
500ml
500mlは人気のサイズで多くの水筒があり種類も豊富ですが、数が多いわりにコップ付きとなると少なくなります。
一般的には1リットル以上の大きな容量の水筒は重く、直飲みの持ち上げる必要のある場合は、重いのでコップ付きが便利だと思われます。人にもよりますが、500ml水筒は持ち上げるのに苦労するサイズでもないので、コップをつけるには少し中途半端な大きさなのかも知れませんね。もちろんコップ付きも500mlはありますが、中でもサーモスのFFM501はコップ付きとして優れたボトルになっています。
関連：サーモスのコップ付き500ml水筒FFM-501を使ってみました
タイガー コップ付き ステンレスボトル サハラスリム MSE-A050-KM
タイガーのコップ付きサハラスリムMSE-A050KM。従来のタイガー500mlボトルよりも25%の軽量化、10%のスリム化されて使いやすくなっています。
タイガー独自のスーパークリーン加工で内部を汚れから守り、ワンタッチオープンの中せんは蓋と注ぎ口を分解出来るので、一体型よりも隅々までキレイに洗えると思います。
グラデーションのかかったメタリックブラックのカラーリングもかっこいいですね。
以上です。いかがでしたでしょうか。コップ付きといっても色々な特徴を持つものがありますが、お気に入りを見つけて頂けたら幸いです。
