コーラは水筒に入れることができるのか?爆発する?

             
  • 2023.10.06 / 更新:2023.11.28
  • 水筒
コーラは水筒に入れることができるのか?爆発する?

独特な甘みが炭酸と交わりくせになるおいしさがあるコーラ。汗をかいた後に飲むのも良いのですが、ハンバーガーやフライドチキンなどのジャンクフードと一緒に飲むことで、よりおいしく飲むことができますよね。
一日に18億人分が販売されており世界中で愛されている飲料ですし、ペットボトルや缶で販売されているコーラを購入することも多いと思われますが、環境を考えてペットボトルの購入を控えている方などは、水筒にコーラを入れて持ち歩きたいと考えている方も多いのではないかと思いのではないでしょうか。
ここではコーラは水筒に入れても良いのか、どんな水筒が向いているのか、などを見ていきたいと思いますが、コーラの種類は多い中、ここでは一番売れているコカ・コーラを対象にしていきたいと思います。

コーラは水筒に入れても良いのか

コーラとハンバーガーポテト

コーラは一般的な水筒には入れることはできませんが、炭酸飲料を入れることができる特徴を持つ水筒ならば入れることができるとされています。炭酸対応ではない水筒では、ボトル内に二酸化炭素がたまり理論上は爆発する可能性があります。
なので、現在使用している一般的な真空2重構造ステンレス水筒や、プラスチックの水筒には入れることができないので注意が必要です。
ここではコーラに関してのことや、一般的な水筒にダメな理由などを解説していますので、そういった理由が必要ない方はコーラが入れることができるおすすめの水筒まで飛んでいただければと思います。
→コーラを入れられる水筒の条件

コーラの成分表

コカ・コーラの作り方は門外不出で、社長と副社長のみが知り代々引き継いでいるため、詳しくレシピは知られていません。ただ、成分表から何が入っているのかはある程度分かります。

コーラの成分表

果糖ブドウ糖などの人工甘味料、香料など、ジュースには大抵入っているものも見られ、カフェインが入っていることも知られていますね。カラメル色素などは、よく体に良くないと知られる物質が入っているのも確認できますが、とにかく、この中で特に水筒に入れることに関して問題になるのは、炭酸と酸味料になります。

この2つの成分が入っていることで一般的な水筒にはいれることができないのですが、その理由を見ていきたいと思います。

一般的な水筒に入れられない理由

成分表で見てきたように、一般的なステンレスやプラスチックの水筒に入れられない理由として炭酸があり、また、ステンレスの水筒には酸味料があるために入れることができません

炭酸

コップに入った炭酸

水筒に炭酸飲料を長い時間入れていると、気体となった二酸化炭素でボトル内の圧力が高まり、しまいには爆発する恐れがあるため、水筒などの密閉ボトルに入れることは大変危険となります。
そもそも炭酸水というのは空気中にある二酸化炭素が水に溶けた状態のことを言います。

化学式では「CO2(二酸化炭素)+H2O(水)→H2CO3(炭酸)」で表されます。
一般的に炭酸は水に溶けた状態でのみ存在するので、炭酸=炭酸水や炭酸飲料として認識されています。

炭酸ってなに?炭酸の種類や効果についてわかりやすく解説

ペットボトルに入っているコーラの炭酸は、圧力をかけて二酸化炭素を液体に閉じ込めている状態であり、圧力や温度が変わったり刺激することで、二酸化炭素が泡となり水から出てしまいます。例えば氷を入れると温度が変わるために泡がでますし、振って刺激を与えればかなり泡が出ることはご存じかと思います。
例えばコーラを水筒に入れて長時間置いた場合、少しの温度変化や圧力が変わることにより、少しずつ二酸化炭素が出ていくことで、密閉されたボトル内で気体となり、行き場を失った二酸化炭素がボトル内の圧力上げ続け、爆発するといった危険な状態になるわけです。

酸味料

まずコーラは酸性の飲料で、酸性飲料は鉄を溶かす性質があるためにステンレスの水筒にはいれることができません。

コーラは甘みだけでなく、ほんの少し酸味があるのは酸味料が入っているためで、この酸味料は当然酸性です。また、炭酸水も酸と言われるだけあって酸性です。
アルカリ性と酸性の説明は省きますが、酸性・アルカリ性の強さを表す指標に「pH」というものがあり、コーラはとても高い酸性飲料であることが証明されています。

炭酸水は弱酸性ですが、その他の炭酸飲料水は酸性度が強いです。

例えばコーラが大好きという方は多いですが、コーラのpHは2.0です。

レモンと同じほど酸性度が強いです。

酸性・中性・アルカリ性って?pHって?

すっぱさを感じるものは酸性のものが多いですが、レモンのように強力にすっぱいと感じるものと同じ酸性値を示すコーラが、強い酸性飲料であることはなんとなく感じれると思います。その酸性飲料は鉄やステンレスの金属を溶かすということが言われています

炭酸水は酸性の液体です。長く水筒に入れておくと中の金属が溶け出し、頭痛やめまい、吐き気などの中毒症状を起こすことがあります。

なぜ水筒に炭酸水を入れてはいけないの?

現在の水筒は内部にコーティングされているものが多いので、ステンレスがむき出しのものは少ないとは思いますが、コーティングされていないものもありますし、強力なコーティングされていても長く使って効力もなくなっているものもありますので、やはり酸性の飲料をいれるのは危険となります。

ではコーラを入れることができる水筒はどういった特徴を持つボトルになるのでしょうか。

コーラを入れられる水筒の条件

コップに入ったコーラ

コーラを入れることができるボトルをまとめると、酸性と炭酸に対応していることが条件になります。
酸性の飲料に対応している水筒としては、京セラのセラミックボトルのように強力なコーティングをしているものなどがありますが、コーラを入れられる水筒は炭酸に対応したものでなければなりません。セラミックボトルもですが、酸性に対応している一般的な水筒でも炭酸に対応されていません。
炭酸に対応している水筒は蓋に特徴があり、ボトル内に溜まる二酸化炭素を放出してくれるタイプのものになります。炭酸に対応しているので、もちろん酸にも耐性があると思われます。
近年は炭酸に対応している水筒が大手のボトルメーカーなどからもリリースされているので、こちらを選択したいです。

コーラをいれることができるおすすめの水筒

炭酸をいれることができる水筒をリリースしているメーカーはそれほど多くはないです。自分が知る所ではタイガーが初めに開発されてリリースされました。
あまり聞いたことがメーカーのものもあるようですが、爆発の恐れがある炭酸飲料なので、しっかりとメーカーとしてリリースされているものを選んだほうが良いように思います。

タイガー 真空断熱炭酸ボトル MTA コークレッド

タイガーの炭酸ボトル 「MTA」コークレッドバージョン

タイガーやボトル業界でも初となる、炭酸飲料が入れることができる記念すべき水筒「MTA」。バリエーションのコカ・コーラ。少し派手なのですが、通常バージョンもあります。
ボトル内部でコーラの気化が起こり、圧力が上がると安全弁が作動し自動で内圧を抜いてくれる仕組み。安全弁機構があるために、少し蓋近辺が重々しいデザインとなっていますね。初代といった感じもして味があるのではないでしょうか。
ボトル内部は、タイガー独自のスーパークリーンPlus加工が施されており、撥水性が高いメリットの他、小さな凸凹もないために二酸化炭素が気化しにくい効果があり、飲料から炭酸が抜けにくい作りとなっています。

容量:500ml / 800ml / 1200ml / 1500ml

タイガー 真空断熱炭酸ボトル MKB

タイガーのハンドル付き真空断熱炭酸ボトル「MKB」

こちらもタイガーの真空断熱炭酸ボトル「MKB」。タイガー独自のBubbleLogic(バブルロジック)機構を搭載。ボトル内部に二酸化炭素が気化して圧力があがってもしっかりと閉じ込め、蓋を開けるときに圧力を逃がす、もしくは内圧を閉じ込められないほど上がってしまった場合は自動で安全弁作動し、炭酸ガスを逃がしてくれます
保冷保温効力もたかく、食洗機にも対応。炭酸飲料対応でさらに食洗機に対応している水筒は、自分が調べた範囲では他にはないですね。また、持ち運びに便利な取っ手もうれしい特徴で、かなり質の良い水筒になっているのではないでしょうか。

容量:360ml / 480ml / 600ml

ピーコック 水筒 炭酸飲料対応 AJH-60 B

ピーコックの炭酸飲料対応水筒「AJH」

ピーコックにも炭酸飲料に対応している水筒はリリースされており、こちらは内部の圧力が増してくるとパッキンから内圧を逃がす仕組みになっているとのことです。ボトル内部は高耐食製のステンレスSUS313を使用しているため、塩分のある飲料にも対応。スポーツドリンクも入れることができ、アウトドアやレジャーにも使えそうです。
デザインは少しスマートさには欠け、おしゃれには見えないかもしれませんが、キャップ、栓、パッキンに抗菌加工が施されているように質の良い、実用的な水筒です。

容量:600ml / 800ml

サーモス 保冷炭酸飲料ボトル 保冷専用 FJK

サーモスのFJK

蓋を少し回すと中の圧力が抜ける新構造の蓋を採用したサーモスのFJK。こちらは栓に圧力開放穴を設けられており、内部の圧力が上昇すると逃がすような仕組みになっているとのことです。
また、水筒はスポーツドリンクにも対応しており、デザインも細身で持ち歩きやすく、レジャーやオフィスなど、あらゆるシーンに対応できそうです。

容量:500ml / 750ml / 1000ml

炭酸対応ではない水筒にコーラをいれる場合

炭酸対応ボトルは少ないので、自分のスタイルや好みのデザインのものがなく、どうしても一般的な水筒に入れたいといった場合もあるかもしれません。
推奨はしませんが、自分の経験として、他にもコーラをいれることができる水筒はあるのではないかと思います。まず、酸性は鉄を溶かしますのでプラスチックならば大丈夫であり、蓋が密閉しないなら二酸化炭素が抜けてくれます
トライタン素材のナルゲンボトルにコーラを入れていたことがありますが、パッキンがないため密閉も弱いのか、長い時間コーラを入れていても炭酸がたまることはなかったです。ただ、すごい早さで炭酸が抜けてしまいましたので、おすすめはしません。炭酸をいれることができるとメーカーが推奨する水筒を選ぶのが良いですね。

まとめ

コーラを入れることができるボトルを見てきましたがいかがでしたでしょうか。炭酸をいれることができる水筒自体が少ないので、自分にマッチしたものを見つけるのが難しいかもしれません。少ない中でもタイガーの取っ手付きMKBは見た目も普通の水筒と変わらず、食洗機にも対応しているなど特に質の良い水筒となっているように思いました。
やはりコーラは炭酸を入れることができる水筒に入れるべきで、特にタイガーのスーパークリーンPlusのように炭酸ガスが気化しにくい、炭酸が抜けにくいボトルなどを選びたいですね。
以上です。参考にしていただけたらと思います。

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