子供向けの衝撃に強い水筒の選び方やおすすめ

             
  • 2023.05.30 / 更新:2024.02.09
  • 水筒
子供向けの衝撃に強い水筒の選び方やおすすめ

大人も子供も多くの年代の人たちに使われる水筒。近年では幼い子供向けのものも多くリリースされていますが、そんな幼稚園・小学生低学年の子供ですと、注意力や握力もまだ弱く、持っている水筒を落下させてしまう恐れも高いですね。落下させてしまった水筒は破損だけでなく、清潔面でも心配になる親御さんも多いのではないかと思います。
ここでは落下させても大丈夫な、衝撃に強い子供向けの水筒のおすすめを、選び方から紹介していきたいと思います。

選び方

まずは、どういった所に気を付けて衝撃に強い水筒を選べばよいのか、ここでは、素材、ボトル底に衝撃を吸収するカバー・ボトルを覆うカバーを紹介していきます。

衝撃に強い素材はステンレス

素材ステンレス

水筒の多くはステンレスかポリプロピレン、PCT樹脂などのプラスチックの素材により作られていますが、どちらが衝撃に強いかと言われればステンレスをはじめとする金属で作られたボトルの方が強いようです。

一般的にプラスチックよりも金属の方が耐衝撃性は高いです。

「プラスチック」と「金属」の機能や性質の違い|コラム・マイクロファスナー

ただこれは一般的な話で、水筒の場合を考えると割れるほどの衝撃が加わることはあまりないように考えられます。例えば机ほどの高さから落とすことや、手に持った状態から落とすといったことは水筒には良くあることで、その程度の衝撃ならば、ステンレスではなくプラスチックなら十分壊れることはないです。むしろステンレスの場合重みがあるため、へこみが起こる可能性はあります。

そのためプラスチックは軽いので子供向けだと思いますが、しかし、小さなお子様の場合はボトルに乗ってしまうようなことを考えると、プラスチックでは破損する危険性がありますね。
なのでどちらが良いとは言えませんが、ステンレス製の落下による傷やへこみは、ボトルのカバーにより防げる場合も多いと思います。

ただ近年は子供がステンレスの水筒を使うことの危険性も取り沙汰されています。腹筋の弱い子供が腹部の下にステンレスの水筒置いた状態でのっかってしまうと内臓にダメージを与えてしまう場合もあるようです。

トライタンは衝撃に強い

医療用器具などを製造しているイーストマン社が開発した新素材のトライタンは、ガラスのような美しさがあるなどさまざまな特徴がある中で、耐衝撃性にとても高い素材として注目されています。テレビ番組の実験では、高さ28.5mからトライタン性ボトルを落としても割れなかったほどです。
この高品質な素材を使った水筒ももちろんリリースされていますので、プラスチック製のボトルをお考えならばトライタン性を選ぶのがよいと思います。

底には衝撃吸収材

底にカバーが付いたビーボックスのトライタンボトル

手に持って歩くことを考えられるアウトドアシーン向けの水筒ですと、手から落とすことを考慮してボトルの底に衝撃を吸収するシリコン製カバーが付けられたものがあります。子供用の水筒でも近年ではこれと同じように、衝撃吸収材が供えられたものもリリースされています。
これは主に重量のあるステンレス製のものに付けられている場合が多く、プラスチックの場合も付けられていることもあるようですが、軽くてへこみは起きにくいですし、底の小さな傷を気にしない場合はいらないのかもしれません。
ステンレス製の場合は底に衝撃吸収カバーが装着されている製品は落下にかなり有効です。

カバーでガード

カーズの水筒カバー

ボトル本体の他にカバーが付属されている水筒も多いです。あまりにも高い所から落としたり、乗っかったり、思いっきり投げつけたりしなければ、カバーは底だけでなく全体のガードに有効。そういったカバーにはだいたい肩掛け式になっているので、首からかけても子供が使う場合には落下防止にかなり効果的です。子供の場合はより厚みのあるカバーが付属した水筒を選びたいです。

おすすめの衝撃に強い子供むけ水筒

タケヤフラスク ゴーカップ 0.4L

タケヤフラスコのゴーカップ

人気のタケヤフラスクの子供向けボトルシリーズ「ゴーカップ」。ストローリッドと呼ばれる吸い込むタイプではない大きなストローが特徴的ですが、小さな子供には溢さず飲みやすいと思いますし、ゴーカップはコップ付きですので注ぎやすい口でもあると思います。
さらに、ハンドル付きでストラップも付属してますので落としにくく、ボトル底には衝撃吸収材のシリコンカバーがついており、完全に子供に向けて使いやすいように考えられた水筒です。
こちらはステンレス素材なので少し軽さはないのですが、プラスチック製の製品もラインナップされています。

サイズ:ハンドルダウン時 約 幅87×奥行93×高さ207mm 、ハンドルアップ時 約 幅87×奥行77×高さ231mm
重量:約375g
容量:400ml / 520ml / 700ml

サーモス 水筒 真空断熱2ウェイボトル FJJ-601WF

サーモスの真空断熱2wayボトル「FJJ-601WF」

サーモスの真空断熱2ウェイボトル「FJJ-601WF」。こちらの2ウェイは直接飲めるスポーツボトルタイプと、中せんと飲み口がついたステンレスボトルの2通りを選ぶことができます。直のみでは太いストローを口の中にくわえて、水筒を傾けて飲むタイプです。
サーモスなので、保冷保温力に信頼があるのは大きな特徴、ロックユニットはワンタッチオープン式タイプでは、うっかり開くことがないので子供にも良いと思われます。
衝撃に強そうなカバーが付き本体ポーチにはネームプレート、ショルダーパットも肩にやさしい仕様などは子供に向けた良い機能ですね。

サイズ:8×9.5×21.5cm
重量:0.4kg
容量:0.6ml / 0.8ml / 1L

.box(ビーボックス) 子供 水筒 ストロー ドリンクボトル

ビーボックスのストロードリンクボトル

オーストラリアで創業されたベビーキッズブランドの.box(ビーボックス)。対象は乳児期から幼稚園・小学校に通うお子さんまで、広い世代に向けたボトルをリリースされています。
こちらの水筒は素材にトライタンを使ったストロー水筒になります。トライタンの特徴としては軽量、ガラスのような透き通った美しさ、なんといっても衝撃にとても強いといったメリットがあります。さらに衝撃を吸収するカバーがボトル底に装着できるので、落下にもかなり強い作りです。
ボタン一つで蓋がオープンでき、ストローを加えて飲むシンプルな構成も子供向き。多くのデザイン賞を獲得しているビーボックスらしく、デザインもおしゃれなのではないでしょうか。

サイズ:‎7.7 x 7.5 x 23.2 cm
重量:‎210g
容量:450ml / 600ml

キャメルバック エディプラス キッズ 400ml

キャメルバックのエディプラス・ストロー水筒

カリフォルニア州ペタルマに本拠を置くアメリカのボトルメーカー・「CAMELBAK(キャメルバック)」。いくつかのボトルシリーズがありますが、こちらはエディプラスシリーズのキッズバージョン。エディプラスはストローをさした状態で、横に倒してもストローから飲料が漏れない特徴があり、これは子供向けにピッタリの仕様。
リサイクル素材のトライタンリニューで作られており、こちらは新素材で環境にやさしく、持続可能な製品の国際的な認証制度の一つである ISCC認証をされています。トライタンなので丈夫ですし、衝撃などにも強いです。
ボディに描かれるイラストも種類が豊富で、どれも子供が喜びそうなかわいらしいものが多いです。食洗器に対応しているのも清潔に保てるので良いのではないでしょうか。

サイズ:15.8 × W 10.8 × D7.3 (cm)
重量:156g
容量:400ml

ピーコック 子供 用 2WAY 水筒 400ml ASK-W40

ピーコックの子供用2wayボトル

魔法瓶メーカーの老舗ピーコックの子供用ステンレス水筒。ストローかコップタイプのどちらかを選んで使うことができる2WAY式です。ハンドルとストラップがついているので落下させにくく、ボトル底にはしっかりと衝撃吸収のシリコンカバーが装着されています。
万一中せんが開いてもコップを付けると自動的に閉せんする設計ですので、漏れに対しても強い水筒です。

サイズ:せんユニット使用時/11.7×8.6×16.5cm・コップ使用時/11.7×8.6×15.3cm
重量:370g
容量:400ml

象印 クール・スポーツボトル ダイナソーブルー 620ml

象印のクールステンレスボトル・ダイナソー

子供に人気の恐竜柄カバーが付いた象印の直のみとコップの2WAYボトル。真空2重構造の高い保冷保温力のある水筒です。
直飲みは大きなストローが付いたくわえのみができるタイプで、しかも斜めにカットされて角度がつき、飲みやすくなってこちらも子供向き。肩掛けストラップがついたカバーもしっかりとしていますが、特に底は厚い樹脂カバーとなっており特に頑丈になっています。
柄のパターンは恐竜の他にもラインナップされています。

サイズ:(幅×奥行×高さ)9.5×9.5×22㎝ポーチ込ダイレクト時
重量:320g
容量:620 ml

象印マホービン シームレスせん水筒「SD-HA」

樹脂製プロテクトアーマーが施された象印の「SD-HA」。こちらはカバーではなく、ボトル本体にプロテクトアーマーが付けられており、衝撃や擦れに大変強い特徴があります。アーマーといった子供がかっこいいと思える仕様ながら、耐久性があり、シームレスせんで洗いやすさも備わった子供向けには大変優れた水筒となっています。
上部と下部に取り付けられたアーマーは樹脂製であるため、重量にも影響を及ぼしませんし、硬さがないので危険性も軽減できます。

サイズ:10.5(W)×9.5(D)×28.5(H)cm
重量:0.5kg
容量:1L

その他・そもそも落下させにくい水筒

落下させても壊れない水筒を選ぶのも大事ですが、そもそも落下させない工夫のあるボトルを選ぶのも重要なのではないかと思うので、特徴をあげてみます。

1,スリム軽量

スリムならば太いものよりも子供は持ちやすいと思いますし、当然重いものより軽いもののほうが落としにくいですね。

2,表面がパウダーコーティング

ボトルのボディ表面はいろいろなものがあり、中にはステンレスそのままのつるつると滑るものもあります。パウダーコーディングや梨地加工の細かく凹凸があるもののほうが、滑らずに落としにくくなります。

3,結露しにくい

冷たい飲料をボトルに入れ、ボディ表面が結露が濡れていると当然滑りやすくなります。真空2重構造の魔法瓶ならば結露は起きないで濡れることはありません。

4,取っ手付きやカラビナ付き

ボトルのトップに取っ手やカラビナがついていると、指にかけることができ持ち歩きやすく、ボディを持つよりも落としにくくなります。

まとめ

以上です。いかがでしたでしょうか。多くの子供向けの水筒には落下の衝撃を考えられたものありました。個人的にはトライタンであり、ボトルカバー、さらに底に衝撃を吸収する素材があるものを選ぶのがベストのような気もします。
また、落とした場合の清潔面も考えたく、蓋がコップになっているものなどは、落とした時にコップ飲み口が地面についてしまうため、しっかりとストローがガードされているものがよいと思います。
以上になります。

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