登山やクライミングに欠かせないカラビナですが、用途は広がり水筒の持ち運びにも使われることがあります。わざわざカラビナを水筒に付ける必要があるのか?と感じるかも知れませんが、ここではカラビナの付いた水筒の便利さや魅力、おすすめなどを見ていきたいと思います。
まずはそもそもカラビナとは何なのかという所から見ていきます。
カラビナとは
カラビナは本来ロッククライミングや登山などで、命綱であるロープと体を繋ぐために使う金具でしたが、現在では鍵を収納するために使われるキーホルダーや、ファッション用途でも使われるようになりました。アルミやチタンなどで作られ、リング状となった金属製のアイテムは使い勝手がよく、ボトルオープナーやカッターなどの機能を備えたマルチツールとしてのカラビナも登場し、現在ではよりポピュラーなものとして多くの方に受け入れられています。
ループとの違い
ループ付きの水筒は多く、指にかけて持ち運べたりとこちらも便利な仕様ですが、カラビナとの違いはゲートになります。カラビナはストレートゲート、ベントゲート、ワイヤーゲートといった種類があり、どれもゲートを解放してロックすることができ、そのためループと違い、リング状のものにゲートを解放して引っ掛けることが可能となります。
そしてボトルにも取り付けられるようになりましたが、多くの利点がありその魅力を見ていきたいと思います。
カラビナ付き水筒の魅力
水筒にカラビナをつけることで便利になることを3つ挙げています。
1,持ち運びに便利で収納を減らせる
水筒にカラビナを付けることで1番便利になるのが持ち運びが楽になることです。ベルトやバッグのループに取り付けることで、わざわざ収納しなくても良い手軽さがうまれます。そしてバッグに入れることで邪魔になる場合が多いボトルですが、それを外に取り付けること内部の収納を減らすこともできるといったメリットも見逃せません。
2,アウトドアに最適
カラビナを使ってバッグの外に取り付けていることは日常生活であまりありませんが、収納を減らせるということでアウトドアや旅行で特に活きるアイテムになります。
また、暑い日などは頻繁に水筒を口にすることがありますが、バッグの中からわざわざ取り出さなくても良い便利さもアウトドアには向いている点です。
3,マルチツールを使う
市販されているカラビナの中には、ボトルオープナー、火種を作るスパークホイール、缶などを開けられるカッターなど、様々な役割を持つマルチツールとしてのカラビナがあり、このマルチなツールを取っ手やハンドル付きの水筒に装着させて使うことで、よりアウトドアに便利に活かせそうです。
カラビナが付けられた水筒の傾向
カラビナが元から付いている水筒は少ないですが、その中でもアウトドアブランドのボトルには元からついているものもあります。その他では折りたたみ式やアルミの水筒にカラビナが付けられている場合がありますが、アルミは軽い素材で持ち歩きやすく、折りたたみ式は飲んだ後たたんで小さくなり、邪魔にならないといった特徴があり、これらのボトルはもともとアウトドア向きではあります。
自分好みのカラビナ付き水筒がない場合でも、水筒の取っ手やホルダーに自分で買ったカラビナを取り付けることができますが、やはりもともと付属されている方が良いと思いますので、ここではそういった元からカラビナが付属している水筒を紹介していきたいと思います。
アウトドアや折り畳み式の水筒に、カラビナが付いたボトルはどういったものがあるのか、実際の製品を見ていきたいと思います。
アウトドアブランド
NORDISK(ノルディスク) サムソサムソコラボ ドリンクボトル
ノルディスクは1901年に創業されたノルウェーのアウトドアメーカーで、設営のしやすさと高い機能性を備えたテントが人気です。こちらのアイコンであるベアーが大きく描かれた特徴的な水筒は、デンマークのファッションブランド「サムソサムソ」とのコラボアイテムです。
フィンガーループにカラビナが付き、細口が特徴的なボトルです。細口は広口よりもゆったりとは飲めませんが、動きながらでも飲みやすくアウトドア向き。プリントされたクマのアイコンももノルディクスと一目でわかるのが良いですね。。
キャプテンスタッグアルミボトル900
パール金属のアウトドア部門として1976年にスタートした老舗の「キャプテンスタッグ」。総合的にアイテムを揃え、価格を抑えた初心者向けアイテムも充実、こちらの水筒も900mlのアルミ製ですが、1000円と値段も注目です。
カラビナは取っ手に取り付けるのではなく専用のキーリングがあり、そこにはめることができます。ループに取り付けられていないので、指にかけて持ち運ぶ際にカラビナが邪魔になりません。大きなボトルですが、素材がアルミで軽量なのが機能的です。
アウトドアプロダクツ アルミボトル
1973年にロサンゼルスにて創業した「アウトドアプロダクツ」は、スポーツ用品店としてスタートし、アウトドア用品の製造を始め、メーカーとして業績を伸ばしました。バッグやリュックがヒットし、ファッションブランドとして多くの人に知られるブランドになりました。
アウトドアとは思えないブランドですが、こちらの水筒はアルミ製カラビナ付きでアウトドア仕様。カラーバリエーションも豊富で、明るいカラーリングは派手ですがロゴとの相性が良くかわいらしいです。
ボトルメーカー
RIVERS(リバーズ) バキュームフラスク ステム
ドリンクウェアにフォーカスした日本のボトルブランド「リバーズ」。アウトドアやコーヒー器具をメインに展開されています。
こちらのバキュームフラスクはカラビナもついて見た目からアウトドア仕様ですが、ステンレスの厚みを極力薄くして200gと軽量化されています。スマホ程度の200gで日常使いにも向いているように、軽量でさらにカラビナも付いて持ち運びやすさはかなりあるようです。
FJbottle 水筒 1リットル
中国浙江省に本社を置くボトルメーカー「フェイジャン」の第2世代にあたるFJボトル。広口、抜群の保冷保温力、BPAフリー、結露なし、カラビナ付きと、高い品質と機能性を備えています。
口径も4.5cmと広く、氷を入れる際にも砕いていれるといった手間も省けると思いますし、直のみタイプなので広口で飲みやすさもあります。また、付属品に水筒カバーや洗浄ブラシも付いてくるお得な面も人気の要因の一つではないかと思われます。
折り畳み式
折りたたみウォーターボトルポータブル
こういった折りたたみ式のシリコンボトルは多く、カラビナが付いていることも多いです。製造しているのが業者が同じだからかもしれませんが、ただこちらは蓋と飲み口が少し工夫されていて、他よりかっこ良く仕上がっているようです。機能的にも狭口で、やわからいボディなのでスクイズボトルのようにつかい、サイクリングなどにも使いやすそうです。
その他
和平フレイズ マグボトル サスティギア
和平フレイズは金属加工で有名な新潟県燕市に本社を構えるフライパンなどをメインに展開するキッチン用品メーカーですが、サスティギアというアウトドアのラインも運営されています。こちらの水筒もサスティギアの製品でカラビナが付いたアウトドア仕様。ごつ過ぎないスリムなボディで広口のシンプルな構造です。
スマートシェイク
こちらはプロテインを入れて作ることが出来るプロテインシェイカー。プロテイン、サプリメントを入れることが容器が付属し、さらに本体にドッキングすることが出来、外出時にも使いやすいシェイカーです。純粋な水筒ではないですが、容器に薬などを入れて使うなど使い勝手が良さそうです。ドリンクホルダーにも収まるスリムな特徴があります。
MOTTERU(モッテル) ハンドルサーモ ボトル
蓋に一体となったカラビナが特徴的な水筒。カラビナも折りたためるので邪魔になりませんね。無地でシンプルなため、バッグにつけていても違和感を感じないですし、女性にも使いやすいかわいらしいデザインだと思います。こちらはメーカー特有のアイテムではなく、同じ製品がいくつかの企業から発売されています。
以上です。いかがでしたでしょうか。クラビナ付いた便利な水筒ですが、有効に使って移動を楽にしたいですね。参考にして頂けたらと思います。