明治が展開しているプロテインブランドの「ザバス」。粉末やドリンクとして売られているザバスはコンビニで購入できるなど、多くの方に知られているほど浸透されていると思われますが、プロテインを作るためのシェイカーなどの容器もリリースされています。
ザバスのプロテインシェイカーは価格も安いのですが、それでいて質も良いと、さまざまなシェイカーの中でも評価の高いものになっているようです。シェイカーは普通の水筒とは違い、振ることで粉末と飲料を混ぜる役割があり、特に漏れるといったことが懸念されるところではあると思います。ここではザバスからリリースされている二つのシェイカーは漏れるのかを中心に、洗いやすさなど詳しく見ていきたいと思います。
ザバスからリリースされているプロテインシェイカー
ザバスからリリースされているプロテインシェイカーは、通常の500mlと350mlのコンパクトタイプの2種類になります。2つはそれぞれ素材などは同じですが、容量の違いで小さくなっているだけでなく、コンパクトタイプはよりボディのくびれを深くし、持ちやすさを向上させている違いがあります。
それぞれの主な基本情報を見てみます。
500ml
サイズ | 25mm×25mm×25mm |
重量 | 70 g |
容量 | 500ml |
素材 | ポリプロピレン |
耐熱耐冷温度 | 耐熱:本体・100℃/フタ・90℃ 耐冷:本体・-10℃/フタ・-10℃ |
350ml
サイズ | 14.4 x 7.8 x 7.44 cm |
重量 | 60g |
容量 | 350ml |
素材 | ポリプロピレン |
耐熱耐冷温度 | 耐熱:本体60℃/フタ70℃ 耐冷:40℃/フタ-40℃ |
現段階では350mlのカラーバリエーションはピンクのみで、500mlでは黒と赤、アマゾン限定カラーの3種類がリリースされています。カラーの違いによるボトルの仕様などには違いはなく同じですが、350mlと500mlでは使っているプラスチックが違うのか、耐熱耐冷に違いがあるようです。
ただ、耐熱が高くても、どちらも食洗機や食器乾燥機などにかけることはできないようですので、あまり気になる所ではないですね。
やはりシェイカーとして気になる所といえば漏れるのか?や、洗いやすいのかといった点になるのではないでしょうか。
漏れる?
ここでは実際に漏れるのかを試してみたいと思います。商品の注意点として「激しくシェイクすると液漏れすることがあります。」といった一記載がありますが、ここでは激しくシェイクしても漏れるのかを試していきたいと思います。
それぞれを激しく振ってみましたが、漏れはありません。説明書の注意点では漏れる可能性もあるとあり、初めはキャップを閉めた際にしっかりときつく閉まった感じはなかったので、水滴の一つや二つは漏れるのだろうと思いましたが、振っても逆さにしても漏れることはありませんでした。
他のサイトで見ましたが、シェイカーなのに振ってみると漏れるようなボトルも割とある中で、価格も安く、激しくシェイクしても漏れないザバスのプロテインシェイカーは、漏れに関してはかなり優秀だと思います。
また、ふった後のキャップ裏側を見てみても撥水性が高く、ほとんど水は残っていません。シェイクした後で蓋から水滴がこぼれることがないので、汚れることがなくて良いです。
プロテインシェイカーは飲む時に作る物ですが、現地で作るよりも作ったものを持ち歩きたいといった場合もあると思いますが、シェイカーに飲料を入れバッグで持ち運びましたが、どちらも漏れはありませんでした。
ザバスのプロテインシェイカーは密閉性を高めるパッキンのない水筒で、密閉力に関しては少し不安がありましたが、蓋と本体はネジによりガッチリと噛み合い、しっかりと締まるタイプです。少々バッグの中でぶつかっても蓋は緩むこともなく、漏れに関しては心配する必要はないように感じました。
洗いやすさは?
プロテインはたんぱく質豊富でさらに飲料に混ざることで腐りやすい飲み物となります。しっかりと洗わないと次に使う時に雑菌が沸いたものを飲むことになってしまいますが、一般的な水筒ではボトル底まで手が届くものは少ないため、清潔に保ちにくい容器と言えます。ただ、ザバスのプロテインシェイカーはどちらも広口で洗いやすい設計となっているボトルのようです。
500mlの洗いやすさ
500mlはボディがとても太い形状となっているように、しっかりと手が入りボトル底まで洗うことができます。家庭用スポンジで食器洗い洗浄剤を使って洗うことができ、漂白剤などは必要がないので楽。やはりプロテインを扱うということで洗浄はしやすくなっているようです。
350mlの洗いやすさ
コンパクトタイプに関しても、こちらもしっかりと洗浄に手が入る設計ですが、こちらは人により手が太い方などは底までは手が届かないといったこともあるかもしれません。ただ350mlで高さがないため、スポンジを底まで届かせてゴシゴシと洗える太さはあると思います。太さと高さをしっかりと考えられた設計となっているようです。
また、パッキンがなく、パーツはキャップとボトルのシンプルな構成。余計な洗うものがなく、洗いやすさに関しては良く考えられた構造となっているボトルだと思います。手が入り、底まで届くようなボトルはこのサイズではあまりないので、洗いやすさに関しては間違いなく優秀な水筒となっています。
プロテインシェイカーとして重要な漏れない、洗いやすいといった面を併せ持つザバスですが、水筒として使う場合などはどうなのか、そういった点に関しても見ていきたいと思います。
ボトルとして気になる部分を詳しく
500mlとコンパクト350mlの2つのバージョンを比べながら、ボトルやシェイカーとして気になる所などを詳しく見ていきたいと思います。
シンプルでSAVASの文字が目立つ見た目
シンプルな見た目ですが、SAVASの文字が協調されたデザインとなっておりザバスが好きな人には好まれると思います。やはりボディの湾曲部分が他のシェイカーに比べてより深くなっているので、特徴的な形状をしたボトルとなっており、特に350mlの方が湾曲が大きく、デザインとしては少しバランスが気になる所かもしれません。
また、プロテインシェイカーなのでボトルにはメモリもありますが、プリントされていなくエンボスで加工されているので、透明で目立たないのもよいのではないでしょうか。SAVASの文字も中央にあるのもメリハリがあり良いと思いますが、その後ろには取り扱い上の注意が書かれてしまっていて、正直これはデザインを損ねており、なくても良いのではないかと思いました。
ボディが湾曲し持ちやすく振りやすい
シェイカーとしてはやはりボトルを振ることになるので、振りやすさは重要な所なのではないでしょうか。どちらも軽量なボトルで、ボディは湾曲した作りなので持ちやすさがあり、特にコンパクトタイプは湾曲がより深く、持ちやすさを重視した作りをしているように思います。
ただ、手の大きさも人それぞれであり、コンパクトが持ちやすく振りやすいとは限らないように思います。どちらかというと500mlの方が男性はしっくりとくるかもしれません。
ゴムっぽい匂いがする内部
プラスチックのボトルは内部の匂いが気になる方も多く、どちらも内部は少しゴムのような匂いがあります。ただ一回ゆすぐだけでかなりの匂いはなくなります。いつまでも臭いボトルもありますが、そういったことはないので買ったばかりで臭くても残念に思うことはないです。
後から気づいたことになりますが、長い時間飲料を入れて放置していると蓋を開けた時にゴムの匂いを感じます。例えば寝る前にザバスプロテインシェイカーに水を入れて寝室に置き、6時間後に起きてシェイカーに入った水を飲もうと思うとゴムっぽい匂いをかなり強く感じました。ただ、プラスチックのボトルには良くあることで、ザバスだけが特別にといったことではないです。
どっしりと大きなサイズ感
どちらも洗いやすさを考えられてボディが太い作りなので、単独で見ると容量のわりに大きく見えるかもしれません。他の同じ容量の水筒と比べてみると、高さがない分大きくは感じないかもしれませんが、プラスチックの水筒はステンレスに比べて2重構造にはなっていないので、同じ要領のものなら小さく見えるものが多いです。
それでも手に持ってみると特に500mlタイプは太さがあり、水筒では感じたことのないようなガッシリとした大きさを感じるのではないかと思います。
開け閉めしやすいキャップ
どちらも開閉するのにグルグルとキャップを何回も回す必要はありません。少ない回転数で開け閉めできます。飲む際にも締める際にも蓋を何回も回すものは少しめんどくさく感じるので、回転数が少ないのは良いですね。だいたいどちらも半回転で行える楽なシステムになっています。
しかし、これ以上閉まらないといったラインがあるために、少しの回転で開くために飲料をいれてバッグに入れた際などは何かにぶつかって蓋が緩むといったことがあるかもしれませんので、注意が必要だとは思います。
ちなみに炭酸のコーラを入れて2時間位後に開けようとしたら弾けるように蓋が飛びました。他のプラスチックボトルに入れてもこういったことはなかったので、回転数が少なくきつくしまっている感じがないかもしれませんが、シェイカーらしくかなり密閉性が高くなっているようです。
広口で飲みやすいが凹凸が気になる
どちらも広口でゴクゴクと飲みやすいタイプの飲み口をしていると思います。ボトルを傾けても自分の鼻も飲み口の淵に当たることなく快適に飲むことができますが、気になるのが開閉するためのネジ受けが上にあるために飲む時に凸凹が下唇に当たります。
どの場所でも上にぐるりとネジ受けありますので必ず咥えると当たってしまい、特に気にならない方には問題ないかもしれませんが、自分は少し気になる部分でした。
メモリの使いやすさ
メモリはどちらにもエンボス加工で描かれています。プロテインを作るので、容量を測るためには必需な機能となっており、しっかりと横線が引かれたメモリになっているのは良い点です。他の水筒の一般的なメモリではプリントされているものが多く、剥がれる可能性がありますが、ザバスのボトルではエンボス加工で刻まれている作りなので剥がれる心配はありません。しかも透明なので、しっかりと中を確認しながら測れるのも優れた部分です。
また、矢印などではなくしっかりと横線なので分かりやすいとは思いますが、プリントと違い透明なので少し薄く見えにくいと感じることもあるかもしれません。
ここまで詳しく各部を見てきましたが、良い面と悪い面もありましたので、メリットとデメリットをまとめてみたいと思います。
メリット
まずメリットとしては広口であるために飲みやすく、洗いやすさがあります。特に洗いやすさに関してはこのサイズでボトル内部に手が入り底までゴシゴシと洗える水筒はないので、清潔に使えるといった面ではかなりの良さがある部分です。また、キャップの締まりに関してもかなり密閉性の高さがあり、漏れも心配がありません。さらに回転数が少なく開け閉めができるのも使いやすさを考えた場合は良いポイントになるかと思われます。
デメリット
良い面はとても多いボトルなのですが、しかし、デメリット部分として内部がゴムっぽい匂いのするときがあり、プロテインだと感じなくなるかもしれませんが、無臭の水だとそれが良く分かってしまいます。ただ、長く蓋を閉じた状態で内部に充満させた場合に限り、使いだすと感じることはありません。また、キャップの回転数が少なく開け閉めできるのは良い所なのですが、簡単に開けられるのでちょっとしたことで開けられるのでバッグに入れて持ち運びする際には気を付ける必要があります。
自分が感じたデメリット部分は以上ですが、口コミなどでは他にも良くないと言われる批判的なレビューもありますので見ていきたいと思います。
口コミから見るデメリット部分
ここではamazonのコメントから批判的な口コミにはどのようなものがあるかを見ていきたいと思います。ちなみに500mlでは3万の口コミがある中で、そのうち2%が最低ランク、だいたい5%が批判的なレビューとなり、この数字は相当悪い口コミは少ないレベルです。
まず多かったのは漏れるといった内容のものです。
個体差はあると思いますが、自分に届いたのはハズレでした。
漏れる個体
振るたびにプロテインが飛び散ります。
黒と赤と複数本使っているのですが、どれも振れば必ずもれます。
漏れる
数回使用しましたが、我慢ができず現在はほかのメーカーの物を使用しています。
現在は洗い終わったはしやスプーンをいれるカトラリーケースになってます。カトラリーケースとしてはたくさん収納できるので優秀です。。
漏れるといった口コミはとても多いです。自分が確認した所ではまったく漏れはありませんでした。どんな水筒でも漏れるといったコメントは多いのですが、使い方さえ間違えなければ漏れる水筒は少ないと思っています。主にパッキンがづれていたといったことでも漏れは起こるのですが、こちらはパッキンのないボトルなのでそういったことがが理由で漏れるのではなさそうです。
考えられるのはしっかりと蓋がしまっていないことも考えられますが、やはり製造上の不具合で漏れる水筒も混ざってしまうといったこともありますので、こちらが原因なら仕方ないですね。ただそういったものは製造上何パーセントかは起こるものらしいので、人気があり相当数が出ているので漏れるといった口コミも目立ってしまうのかも知れません。ただ自分のものは全く漏れません。
分かりにくい
正確に蓋が閉まったか確認しづらく
蓋をなんとかしろ!
シャカシャカ振ると溢れ
蓋は締めようと思えばどこまでも締まるタイプではなく、ここからは閉まらないといった線がはっきりとしているので、確認しにくいといったことはないような気がします。
亀裂ができる
蓋の中央部の凹み近辺に亀裂ができた。
3か月半で
数日前からシェイク中に…漏れるなぁ〜と思い
蓋の締めが甘いのか?と思ってた所、確認したら。
これじゃなくても良いと思い
亀裂部分を指め抑え
次は100均でシェイク出来る物を買おうと決めた。
数回使っただけで蓋の真ん中に亀裂が入った。
蓋割れる
こちらの口コミもいくつか見られました。500mlと350mlで蓋のタイプは違い350mlは中央に向かって凹んでいます。500mlは平坦ですが、500mlは亀裂が入るといったコメントがありました。価格の安いシェイカーなのでこういったハード面の弱さはあるのかもしれません。
洗いにくい
また、350mlでは漏れるといった口コミはあまりなく、その代わり洗いにくいといったものが多かったです。
ふつうのさいずよりくびれてて洗いずらかったです
洗いずらい
手の大きいひとだとなおさらです
500の方を持っていますが、小さいサイズの方が、場所を取らなくていいかもと思い購入しました。コンパクトなのですが、洗う際に手が底に届きにくいので面倒くさかったです。女性とか、手が小さい方向きだと思い出しました。
洗いにくい
口コミの内容にもあるように、確かに太い手の方は底までは届かないかもしれませんが、おそらくほとんどの人は500mlタイプと比べてのことで、350mlのコンパクトタイプが洗いにくいボトルであると言っているわけではないと思います。ザバスではない他の一般的な350mlの水筒と比べてみると、かなり洗いやすいです。
まとめ
ザバスのプロテインシェイカーを見てきましたがいかがでしたでしょうか。シェイクするをしっかりと前提にされているためしっかりとした密閉性があり、持ちやすいといった特徴がありました。また、プロテインという特殊な飲料をいれるボトルということもあり、洗いやすい構造など考えられて、価格の安い水筒とは思えないクオリティがあります。
500ml太さがあり一般的な水筒としては使いにくいかもしれませんが、350mlの方はシェイカーとしてではなく、水筒として使うのもありだと思います。以上です。参考にして頂けたらと思います。
500ml
350ml