水筒に限ったことではありませんが、メーカーの製品ならばそのメーカーのロゴがプリントされていることは普通ですが、無印のようにロゴもないシンプルなアイテムは、よりおしゃれに見えることが多いと思います。
どこかの多くの商社が扱うような、大量に生産されたものはロゴもないアイテムはありますが、しっかりとしたメーカーのもので、かつ無地の水筒は少なく限られてきます。ここではそういったメーカーのものでありながらも無地の、シンプルな水筒を紹介していきたいと思います。
無地水筒のメリットを3つ
無地水筒には魅力は多いので、そのうちの大きな3つを見ていきたいと思います。
1,シンプルなものはおしゃれ
無印良品は名前の通り「しるしのない良い品」という意味があり、製品は無地でありながらも定番人気がありますし、またアップルの製品などもとてもシンプルです。アップルのアイテムは多くの人に愛されるようになり、シンプルさこそがよりおしゃれだと多くの人々に強調されたのかもしれませんね。
もちろんただシンプルなだけが良いわけではなく、無印やアップルといったブランド名があるためですが、水筒もこれと同じように、メーカーやブランドのものでありながら、それを主張することなく無地のものは水筒であってもおしゃれと見られやすい思います。
2,トレンドに左右されない
水筒に限りませんが、無地のシンプルなアイテムは流行り廃りがなく、トレンドに左右されません。水筒にはあまり流行といったものは少ないのですが、人気となっているブランドや定番などが分からない場合でも、無地な水筒ならば持っていて恥ずかしいといったことがないのもメリットではないかと思います。
3,シーンになじみやすい
無地のボトルは形状も含めて、シンプルならば主張もないものとなり、どこで持っていてもシーンに溶け込みやすくなります。目立つ色の場合は主張が強くなってしまいますので、派手なものより落ち着いたアイテムの方がどこでもマッチするのは当然ですよね。
また、汚れやすいアウトドアで使うならばカーキなどがマッチするように、シーンにマッチしたカラーもあり、オフィスやフォーマルな場面では無地の水筒が良く似合うのではないかと思います。
デメリット
デメリットとしては無地のボトルは少ないといった点になると思います。洗いやすさ、飲みやすさ、持ちやすさ、軽さなど、選ぶ上での重視する特徴があると思いますが、そういった欲しい特徴を持つ水筒が無地ではない可能性もあり、また、自分の好きなメーカーやブランドの無地水筒が欲しくても、こちらもかなりの確率でないと思われます。
以上になりますが、ここからはメーカー毎に実際の無地水筒のおすすめを紹介していきたいと思います。
無印良品
「印のない良い品」をコンセプトに1980年に日本で誕生した無印良品。日本以外にもにも600を超える店舗を出店し、MUJIブランドとして海外でも多くの方に認知されているブランドです。
徹底した生産工程の合理化を行い、低価格の商品を生み出しています。低価格で印がないアイテムは「これがいい」や、「これでなくては」といった強いユーザーの思いではなく、「これでいい」といった軽い気持ちで購入されることを目標とされています。
無印のステンレス保温保冷ボトル
樹脂パーツを極力使わずに、ステンレスのワントーンでまとめた無印良品のステンレス保温保冷ボトルです。一切の変化のない無印らしいシンプルなデザインの水筒になっていますが、飲み口専用の栓があり飲みやすく、また、樹脂パーツが少なく、この形状の作りは洗いやすさを考えた設計になっているとのこと。デザインだけではなく使いやすさもしっかりと考えられているようです。
容量:350ml / 500ml
アイリスオーヤマ
宮城県仙台市青葉区に本社を構えるアイリスオーヤマ。創業は古く1958年頃になるようです。2000年代に入ると家電事業をスタートさせ、多くのヒット商品を生み出したので家電メーカーのように思われますが、ペット用品から生活雑貨まであらゆるアイテムをリリースされています。
工場を持たないファブレスメーカーとして、低価格帯の商品をリリースして大きく成長。現在は自社開発力を高めているとのことで、水筒なども質の良いアイテムをリリースされています。
ワンタッチとマグの良いとこどり「アイリスオーヤマのステンレスケータイボトルクイックオープン」
蓋を軽くひねるだけですぐに開けられるアイリスオーヤマの「ステンレスケータイボトルクイックオープン」。マグボトルのように見えるので、蓋はスクリューになっていると一見思いますが、飲み口のあるワンタッチオープン式のような作りになっています。
蓋を閉めれば自動でロック、ボタンで開けることができるワンタッチタイプとどちらが便利かは分かりませんが、良いとこどりの水筒と言えるかもしれません。
容量:480 ml
パール金属
新潟県三条市に本社を構える1967年設立のパール金属。キッチン・リビング用品のパールライフ。アウトドア部門のキャプテンスタッグと大きく二つに分かれています。水筒に関してはアウトドア部門があるとはいえ、専門ではありませんので、質よりも優れた低価格帯で他社の製品と差別化を図っているように思います。
ブラックのかっこよさ「パール金属のBLKP」
パール金属のBLKPシリーズの水筒です。BLKPとは「黒でスタイリッシュに部屋を統一」のコンセプトを持つプロジェクトで、包丁・まな板などの台所用品から、スプーンなどのカトラリー、お弁当用品などあらゆる黒のカラーアイテムがリリースされている人気シリーズです。
水筒はお弁当用品の一つとしてラインナップされています。光沢のないマットなブラックが格好良く、あらゆるシーンでなじみ使いやすそうです。特に男性にマッチしそうな水筒です。
容量:500ml
パール金属 アクアボトル
パール金属のプラスチック水筒のクリアアシスト。容量450mlのデザインは完全に昔の牛乳瓶で、レトロ感がおしゃれですね。ただ使いやすい水筒として使うため、牛乳瓶よりも広口設計で飲みやすく洗いやすいくなっています。
ビスフェノールを含まないBPAフリーの高品質なプラスチックを使い、軽量で耐久性があり、見た目もガラスのように美しいようです。
容量:450ml / 550 ml
ThermoMug(サーモマグ)
真空二重構造が特徴の日本で誕生したキッチンウェアブランドのサーモマグ。スタイリッシュなボトルが多く、保冷保温機能も高いといわれています。
日本的な渋さ「THERMOMUG(サーモマグ)の朱漆アンブレラボトル」
保冷保温機能の高い2重構造のキッチンウェアブランドとして日本で誕生したサーモマグ。多くのボトルがリリースされているようですが、中でもアンブレラボトルは人気があり、バリエーションも豊富です。
朱色の樹脂塗料を使ったこちらのバージョンに無地のボトルがラインナップされており、他にはひょうたん・市松・柿の花などがありますが、どれも土直漆器とコラボレーションした漆仕上げの粋な水筒になっています。
容量:190ml
和平フレイズ
新潟県燕市に本社を構える1951年創業の和平フレイズ。食文化創造企業として、フライパン・鍋などのキッチン用品をメインに製造・販売を行っており、平野レミさんとコラボしたレミパンなどで知る方も多いのではないでしょうか。フライパンは同社を代表する製品ですが、水筒もfortecなど人気があります。
抗菌に拘る「和平フレイズのオミット」
飲み口に抗菌剤+を使用しているのが特徴の和平フレイズのオミット。ワンタッチ栓の設計を見直し、とことん清潔さにこだわっているというボトルです。飲み口が分解できてしっかりと洗える構造となっている上に、抗菌剤プラスが施されているので、かなり雑菌などに強い構造です。
抗菌剤プラスは日本工業規格(JIS Z 2801)に適応しており、黄色ブドウ球菌、大腸菌の場合、24時間で99.9%の減少を確認されています。
容量:500ml
和平フレイズ フォルテック サースティマグ
スリムから大容量まで多くをラインナップし、さまざまなシーンで活躍できる和平フレイズのフォルテックシリーズの水筒「サースティマグ」。こちらは600ml・800ml・1Lと大容量タイプのものになります。
特に大きな特徴として広い口径になり5.9cmもあるようです。内部に完全に手が入るには7.0cm以上必要になりますが、600mlの水筒としてはかなり広い部類に入ります。飲みやすく、洗いやすい水筒ではあると思います。
容量:600ml / 800ml / 1L
Kinto(キントー)
1972年に滋賀県彦根市にて創業したKINTO(キントー)。食器の卸売業からスタートしましたが、その後自分たちの思い描くライフスタイルに合ったものを作りたいと、オリジナルの商品の開発をスタートさせています。
「使い心地と佇まいの調和を大切にした、日々に寄り添う生活道具」をコンセプトにシンプルでおしゃれなアイテムをリリースされています。
おしゃれで映える「ウォーターボトル」
キントーの大人気プラスチックウォーターボトル、スタイリッシュで蓋についたハンドルが特徴です。ハンドルは携帯性に優れますが、蓋を開けるのにも便利に使うことができそうです。また、素材にはPCT樹脂を使用しており、ビスフェノールを含まないBPAフリー。食洗器に対応しているということで、高温にも耐えることができる高品質な素材であることが分かります。
容量:350ml / 500ml / 950ml
東亜金属
昭和34年創業のステンレス家庭用品を製造販売を行う老舗の東亜金属。スプーン・フォーク・包丁の他にもボトルも主力の製品としてリリースされています。outodoorやinnovatorなどの海外ブランドのライセンスも多数取得しており、そのブランドのボトルなども扱っていますが、オリジナルのポケミニボトルはポケットに入るミニサイズの水筒として人気です。
東亜金属(Toa)のポケミニボトル
世界最小クラスの魔法瓶構造の東亜金属「ポケミニボトル」。名前の通り、ポケットに入るサイズ感の保冷保温機能のあるボトルなので、いつどもどこでも持ち歩けて使える便利さがあります。チョットした散歩や寝る前に用意しておくボトルなどの使い方は多さそうです。
ちいさくかわいらしいだけではなく、保冷保温機能、飲み口を厚くして飲みやすくしているなど、しっかりとこだわりもあるようです。
また、こちらは人気もあり、バリエーションも豊富。無地の他に北欧柄などおしゃれなデザインのものも多いです。
容量:140ml
アトラス
ステンレス卓上用品専門のメーカー「Atlas(アトラス)」。水筒やタンブラーを製造・リリースする日本の専門メーカーです。「よりエコに、より快適な生活に寄り添うために」をコンセプトとしているように、ニーズにそった多くの種類のボトルがラインナップされていますが、中でもAirList(エアリスト)シリーズの水筒は業界中で一番の軽量さを誇ります。
とにかく軽量「エアリストスポーツARSP-351PB」
軽量な水筒として人気のアトラス「エアリスト」。こちらは取っ手付きですが一般的なマグタイプもあり、その他にも種類は豊富。また、容量も150ml~700mlまで多くの種類があるのも特徴ですが、どの容量でも最軽量なボトルになっています。
軽量なボトルに無地の水筒はより軽量感が増しているような、透明感がマッチしているのではないかと思います。
容量:150ml~700ml
ドウシシャ
ドウシシャは生活に関わるあらゆる物を扱い、商社として仕入れ販売をしたり、自社にて開発販売しているメーカーであり、商社企業です。大阪府と東京都に本社があります。多くのヒット商品を生み出していますが、「新しいか、面白いのか」といった基準を設け、消費者に驚きを与えるような製品が特徴。
水筒に関しても飲料の温度を使い、ボトル表面の温度を変化させるものや、ボトルを冷やして温い飲料も急速に冷たくさせることができるものなど面白い試みの水筒があります。
中でもシンプルに軽量さを追求したふわふわAirボトルは、優れた特徴を持つ人気の水筒となっています。
ドウシシャ ふわふわAirボトル
ドウシシャのふわふわAirボトルは名前の通り軽量さが特徴の水筒です。480mlで180gの重量のボトルはなかなかないように、実際に手に持ってみるととても軽く、口に持っていきやすいですし持ち運びも楽。飲み口栓が付属し、保冷保温効力も高いといった総合的に優れた水筒になっています。
グリーン、グレー、コーラルといったカラーバリエーションも淡い配色で軽さを感じさせてくれますが、シーンに馴染みやすさもあり使いやすい特徴もあります。
容量:480ml
まとめ
以上になります。いかがでしたでしょうか。無地の水筒もいろいろありますが、メーカーがリリースしているものはとても少なく、さらに形状まで一切オーソドックスなものになるとあまりないです。
なので無地でシンプルなものはより価値があると思いますし、どこでも使いやすいおしゃれな無地の水筒。参考にしていただけたらと思います。