250mlの人気水筒を比較しておすすめを紹介。サーモス、象印など

             
  • 2023.10.22 / 更新:2024.04.10
  • 水筒
250mlの人気水筒を比較しておすすめを紹介。サーモス、象印など

大きなコップ一杯分の容量を収められる250ml水筒。ちいさなサイズの水筒で容量も少ししか入れることができませんが、保冷保温力を長く保てることで使い道も多く、こちらのサイズの水筒を求める人も多いようです。500mlなどの人気サイズほど製品の数は多くありませんが、それなりの数もリリースされており、人気の高いものもいくつかあります。
ここでは実際に使って見ておすすめの250mlの人気水筒を比較して、特に良い点やそうでもない点などを紹介していきたいと思います。

まずは250ml水筒に共通する特徴や、メリット・デメリットを見ていきます。

250ml水筒の特徴

サーモスと象印の250ml水筒

250mlの水筒は小さく容量が少ないので、軽量スリムな水筒が多いです。250mlの容量として分かりやすいのが、だいたい缶コーヒー一本分と考えると男性は分かりやすいのではないでしょうか。ただ、水筒になると蓋が付きやボトルも2重構造になりので、サイズ的には水筒はもう少し大きくなります。
種類としてはワンタッチやストローといったボトルは少なく、直のみのマグタイプが豊富。250mlの水筒自体の数が多くはないので、あまりたくさんの中から選ぶことはなく、逆に選びやすいのかもしれませんね。

サイズが小さいことでのメリットは多いですが、その反面デメリットにもなりえる点もあるので良い点悪い点も見ていきたいと思います。

メリット

小さいのでバッグに入れて持ち運びが楽な点が大きなメリットです。ポケットに入れることができるほどではないですが、小さく軽いので持ち運びだけではない手軽さがあります。さらに細いボディは握りやすいので、持ちやすく飲みやすくもあります。
そんなに多くは飲みたくはなく、飲み残したくないなど、ちょっと飲みたいなどの場合にちょうど良いサイズです。朝の通勤時などに缶コーヒーを飲みたい時などは、買うよりも250mlの水筒でリーズナブルにすることができます。

  • バッグなどに入れて持ち運びしやすい
  • スリムなので握りやすく、持ちやすい

デメリット

デメリットとしては、当然250mlと缶コーヒー一杯分なので容量が少ない点になります。すぐ飲み切れてしまうので、足りないといったことも起こりやすいです。また、スリムなためにボトルを洗いにくく、全てではありませんが、多くの250ml水筒では細く軽いので、デスク上などに置く場合はやはり安定感がなく、倒れやすくなってしまいます。

  • 容量が少ないので足りなくなることがある
  • スリムなので安定感に劣り、倒れやすい

メリットやデメリットは以上になります。
250mlの水筒はあまり種類は多くはないのですが、その中でも人気250ml水筒を実際に使い比較して詳しく見ていきたいと思います。

おすすめの人気250ml水筒を比較

250水筒の中でも人気のある象印SM-MA、サーモスJOP-250、サーモスJNO-250、サーモスJOR-250の4つを比較していき、その後それぞれの特徴を詳しくみていきたいとおもいます。

左から象印SM-MA、サーモスJOP-250、サーモスJNO-250、サーモスJOR-250

250mlは容量が少ないために500mlや350mlに比べて使い道は少ないのかもしれませんが、それでももちろん人気水筒はあります。特に象印のSM-MA、サーモスのJOP、JNO、JORの4つは250mlの人気水筒となりますので、ここではこれらの水筒を見比べて、それぞれの優れた点などを見ていきたいと思います。

飲みやすさ

人気250ml水筒の飲み口
JNO-250の飲み口

250mlの水筒は他のサイズの水筒と比べると細く、飲み口も広口で豪快にゴクゴクと飲めるタイプのものはありません。好みにもよりますが、広口で厚みのある飲み口は個人的には好きなのですが、250mlでは狭口となりますので、ステンレスの冷たさを感じないプラスチックの飲み口専用の栓があるものが飲みやすいと思います。
象印はステンレスの直のみ式となりますが、あまり厚みがないので個人的にはあまり飲みやすさはかんじませんが、サーモスのJOR,JOP,JNOは飲み口栓があるタイプで、中でもJNOは厚みもあり外に開き気味な作りで飲みやすくなっています。

持ちやすさ

マットな象印SM-MAとサーモスJOP-250
ペタペタな持ち心地のサーモスJNOとJOR

持ちやすさで一番気になる所はやはり重さではないでしょうか。当然軽い水筒は持ちやすくなり落としにくくなりますが、250mlはどの水筒も小さいために重量も軽く、重さを感じることがありませんのでそういった意味ではあまり意識する必要はないかもしれません。
また、人によりそれぞれ持ちやすい太さはあるとおもいますが、それに関してもこの容量では握力が必要になるほどの太いものはなく、中でもJOPは他のものよりも明らかに太いですが、それでも持ちにくくなるほどの太さではないです。
なので、ボトル表面の加工になる持ちやすさになりますが、JOPと象印SM-MAはマットな少しスベスベ感があり、滑りやすいかもしれません。JORとJNOは手にまとわりつくような感じがあり、どちらも軽量で持ちやすいと思いのですが、ただ、この4つですと人により持ちやすさは分かれると思い、一言でこの水筒と選ぶことは難しいです。

開け閉めのしやすさ

開け閉めしやすいワンタッチ式のJOPと回転数の少ないJOR

水筒の蓋を開けるにはワンタッチ、または蓋を回転して開け閉めするものがあります。ワンタッチはわざわざ回転する必要がないので開け閉めしやすく、サーモスのJOPは手間なくワンタッチで行えるので開け閉めしやすいのですが、回転式ではサーモスのJORは90°の少ない回転で開け閉めを行うことができる特徴があります。90°はスクリュー式の水筒では最小の回転数になります。
回転数が多くグルグルと回す必要がある水筒だと、何度も飲むのに面倒くさいと感じてしまう場合があります。さらに、閉めるのにも回転数が必要なので、しっかりと閉めたつもりが実は回転数が足りなく、閉まっていなかったといったこともあり、そうなるとバッグに入れて漏れてしまうといったこともあるので、回転数が少ないことはメリットは多いです。

持ち歩きしやすさ

最もスリムなJOR-250

軽量スリムな水筒は手に持ったり、バッグに入れて持ち運びしやすくなりますが、250mlですとポケットに入れるには若干大きくなります。一番スリムで軽量なのがJORになりますので持ち運びしやすいのですが、JOP以外はあまり違いはないほどの差です。

デザインやサイズ感

最もスリムなJOR-250と太いJOP-250
バランスの良い象印SM-MA

サイズ感はJOPが太く高さがないのが目立ちますが、特に大きく見えるようなタイプはなくどれも容量通りの大きさだと思います。どの水筒もキャップ部分に特徴があり、サーモスのJOR,JNOは蓋部分が狭く象印は大きい面積があります。JORは上に向かいより狭くなっていくのが特徴的ですが、デザインとしてはスマートなのですが、あまりバランスが良くないようにも見えます。
象印はシンプルな筒形で、デザインとして余計なアクセントもなくとても良いバランスだと思います。

洗いやすさ

シームレスせんの象印SM-MAと食洗機対応のサーモスのJOR-250

洗いやすさは手洗いと食洗機で洗う場合がありますが、まず食洗機で洗えると当然楽ですが、この中ではサーモスのJORが食洗機で洗うことができます。手洗いほどしっかりと洗えているのか不安かもしれませんが、250mlでは小さく手洗いでもボトル内部は洗えませんので食洗機で洗えるのは便利だと思います。
また、象印のSM-MA25はパッキンと栓が一つになったシームレスせん水筒で、パッキンが外れない構造のためにパーツが少なくボトルと蓋の2つのみになり、パッキンの手間から解放されて洗浄もパーツの少なさから楽になります。ただ、キャップに細い溝ができていたり、ボトル内部は手洗いできないほど狭いのでパッキンがないことの楽さはありますが、手洗いしやすいとはいえないかもしれません。ちなみに250ml水筒では、パッキンと栓が一体となったシームレスタイプは象印のSM-MA25のみになります。

漏れ

シームレスせんで漏れが起こりにくい象印のSM-MA

どの水筒も大手メーカーなだけあり漏れは起こりません。構造的に漏れは起こりませんが、やはりパッキンの関連で漏れは起こりやすく、しっかりと嵌めていなければ蓋をしっかりと閉じても漏れは起こってしまいます。その点象印SM-MAはパッキンが栓と一体となり、パッキンを嵌めるといった手間がないために一番漏れは起こりにくいと思います。

以上になります。人気の250ml水筒だけあり、どれもしっかりとした作りのボトルでそれぞれにメリットがありました。それぞれをまとめます。

象印マホービン (ZOJIRUSHI) スクリュー ステンレスマグ SM-MA25-AM

象印では定番のシームレス栓を採用した水筒です。パッキンと栓がひとつになっているので、パッキンの煩わしさから解放され掃除の手間も減っています。また、内部はラクリアコートプラスでコーティングされ、高い撥水性で汚れからまもります。
また、こちらは重量がありますが、幅6cmとスリムなタイプな点も持ち運びやすさがあります。

サイズ:6 x 6 x 15.5 cm
重量:210 g

SM-MA25-AMの使いやすさまとめ

飲みやすさ★★★★ 直のみ式・厚みがありなめらか
持ちやすさ★★ マットコーティングで滑りやすさいと感じることも
開け閉めのしやすさ★★★
持ち運びしやすさ★★★
デザイン・サイズ感★★★★ バランスが良く丸みがやさしい形状
洗いやすさ★★★★ シームレスせん採用でパーツが少ない
漏れなど★★★★ パッキンのつけ忘れなどがない

SM-MA25-AMの特に良いポイント

象印と言えばシームレスせんですが、250mlでもパッキンと一体になった栓はやはり管理するのが楽なのが一番の良い所だと思われます。
その他に、マットなコーティングと角に丸みをもたせていることで、ステンレスの冷たさを感じることがなくやさしいデザインな点も個人的には良いと思える点。こちらはカラーがミッドナイトブルーとなりますが、他にもソフトターコイズ、ダリアピンクがあり、どれもそれぞれのマットな良さがありそうで、さらに蓋とボディのバランスが良く、全体的に無駄のない使いやすいデザインとなっていると思います。

デメリット点 / 蓋と栓の間が狭い

少し栓とキャップの間に深い溝ができていて、洗いにくいといったことがあります。他のシームレス栓に比べてよりこの部分は洗いにくとおもわれますが、それでもパッキンがなく手間のない洗いやすさはメリットです。

Thermos(サーモス) 真空断熱ケータイマグ JOP-250 NW

家の中で使うのに最適な仕様のサーモスのJOP-250「お家マグ」。ワンタッチオープンの直飲み式なので、飲みたい時に手間なくすぐに使えるのが良いですね。スポーツドリンクにも対応しているのでストレッチや筋トレ中に使うのも良いかもしれません。少し太目でデザインはスマートさはなく、かわいらしいタイプです。
栓は飲み口部分を外して洗うことが出来るので、洗いにくくても飲み口は清潔に洗うことができます。

サイズ:幅6.5×奥行7×高さ13.5cm
重量:200g

JOP-250の使いやすさまとめ

飲みやすさ★★★★ ワンタッチの飲み口付き
持ちやすさ★★ マットコーティングで少し滑りやすさを感じることも
開け閉めのしやすさ★★★★★ ワンタッチで手軽
持ち運びしやすさ★★★ ボディが太めだが小さい
デザイン・サイズ感★★★★ マットな質感がおしゃれ
洗いやすさ★★★ ワンタッチながらそこまで洗いにくさがなし
漏れなど★★★★ ワンタッチで閉めがあまいなどがない

JOP-250の特に良いポイント・ワンタッチが楽

JOP-250はワンタッチが特徴的な水筒です。250mlではほとんどないワンタッチタイプですので、スクリュー式のような回すことがない、開閉の楽さが好きな人には特に気に入ると思います。サーモスだけに保冷保温効力などもしっかりとしていますし、ロックリングは上にあればロック、下にあれば解除と一目で分かりやすい点なども良いのではないでしょうか。

デメリット点 / 持ち運び

マットなカラーリングと太めなボディのデザインなので可愛さがあり、太いので安定感の高さもあります。この点もお家で使うのには良いですが、その反面持ち運びのしにくさが他の250mlに比べてはあると思われます。ただ、もちろん250mlで小さいので他の大きなサイズの水筒に比べれば問題はないレベルです。

サーモスの真空断熱ケータイマグ JOR-250

サーモスの250mlの中では最新版にあたるJORシリーズの水筒です。サイズや重さなどが今までの水筒よりもバージョンアップし、より基本的な性能が向上しています。特に145gの重さは250mlの水筒の中でもトップクラスの軽量さ。その他にも食洗器に対応していたり、スポーツドリンクOK、回転数が少なく開けられるなどサーモスらしく使いやすさは抜群です。

サイズ:幅6×奥行6×高さ15.5cm
容量:145g

JOR-250の使いやすさまとめ

飲みやすさ★★★★ 飲みやすい飲み口栓付き
持ちやすさ★★★ 
開け閉めのしやすさ★★★★★ 回転数が少なく蓋が滑りにくい
持ち運びしやすさ★★★★ 細みでバッグに納まりやすい
デザイン・サイズ感★★ 蓋が細くなり少しバランスが悪いかも
洗いやすさ★★★ パッキンと飲み口栓もありパーツが多め
漏れなど★★★★ 回転数が少なく閉めが甘いといったことが起こりにくい

JOR-250の特に良いポイント

JOR-250の特に他にはない水筒の特徴として、少ない回転数で開閉できる点があります。90°で開閉できるので開け閉めがとても楽。ワンタッチほどではないですが、ボディよりも蓋が小さくなっている作りや、蓋だけマットな作りとなっている点なども開けやすくなっていると思います。250mlだとメリットは感じませんが、軽さなどの基本性能が高い点もポイントです。

デメリット点 / バランスが良くない

上部に向かって細くなる特徴的なデザインなので、その形状のために開けやすく持ち運びやすいといったメリットもあるのですが、すこしデザインとしてはバランスが良くないのではないかと個人的には思います。上下同じ太さの水筒がクラシカルで見慣れているだけかもしれませんが、この形がスタンダードになることはないのではないでしょうか。

Thermos(サーモス) 真空断熱ケータイマグ JNO-252

こちらはサーモスでは生産中止となっている旧モデルになりますが、現在でもサイズや重量のスペックがよく、半回転で開閉することが出来る蓋など使いやすい水筒です。蓋とボディのバランスがよく、ダークネイビーなシックなカラーリングにスマートなボディがよくマッチしていると思います。
飲み口栓が付き、特に飲みやすく飲み心地の良いボトルとなっている特徴があります。

関連:スリム・軽量なサーモスの250ml水筒(JNO-252)を使ってみた感想。

サイズ:6.5×6.5×15.5cm
重量:150g

JNO-252の使いやすさまとめ

飲みやすさ★★★★ 飲みやすい飲み口栓付き
持ちやすさ★★★ 
開け閉めのしやすさ★★★ 
持ち運びしやすさ★★★★ 細みでバッグに納まりやすい
デザイン・サイズ感★★★★ 蓋とボディのバランスが良い
洗いやすさ★★★ パッキンと飲み口栓もありパーツが多め
漏れなど★★★

JNO-252の特に良いポイント

JNO-252では飲み口せんが飲みやすいのが特に良い点です。JOR-250にも飲み口栓が付きますが、こちらよりもJNOでは外に開くような作りで唇にフィットしやすくなっていて、より飲みやすくなっています。回転数もサーモスらしく少なく開け閉めできますし、ワンタッチや90°で開閉できる他のサーモスほどでないですが、こちらも開け閉めしやすく手間が少ない水筒となっています。

デメリット点 / 特徴がない・パッキンの匂い

とてもまとまっていてこれといったデメリットもないのですが、特筆すべき長所がない所が短所かもしれません。また、少し気になるのがパッキンの匂い。口コミでも少しだけ言われている点なのですが、匂いに敏感な方は気になってしまうかもしれません。

以上、人気の250ml水筒を見比べてみましたがいかがでしたでしょうか。象印、サーモスだけありとてもしっかりとした作りで、どれを選んでも問題はないと思われます。参考にしていただければと思いますが、その他にも良いと思われる250mlもあるので紹介します。

その他のおすすめの250ml水筒

スケーター マグボトル STYL2-A

スケーターの超軽量ステンレス水筒。直径5.8cmとスリムでありながらも軽量さも兼ね揃えたボトルです。143gはこのサイズでは最軽量だと思います。他にも広口であるなど多くのメリットがありますが、蓋に飲み口が入り込むタイプながら幅を広くとりこの部分も洗いやすくなっています。

サイズ:直径5.8×高さ14.4cm
重量:143 g

ピーコック魔法瓶 マグボトル AMZ-C25-A

ピーコックのレトロ感のある瓶風なマグボトル。マニッシュなスタイルが人気のAMZシリーズの水筒です。ステンレス製魔法瓶メーカーのピーコックらしく保冷保温力も高いようで、蓋、パッキン、ボディのシンプルな構成。
瓶口が丸く滑らかで飲みやすい飲み口になっていますし、パッキンも1つで手間も少なくて済みそうですね。

サイズ:幅6.1×奥行6.1×高さ14.4cm
重量:160g

象印 (ZOJIRUSHI) ワンタッチ ステンレスマグ SM-WP24-GM

象印のワンタッチタイプのステンレスマグです。このサイズでは現在こちらがワンタッチタイプ唯一となっているようです。

こちらはウォーターグリーンになりますが、他にもアッシュグレーやヴィンテージローズなどの素敵なカラーバリエーションがあり、それぞれ描かれる動物も異なります。ワンタッチ栓は洗いにくそうですが、内部はコーティングされ広口なのでボディは洗いやすいと思います。

サイズ:6.5(W)×7(D)×14.5(H)cm
重量:150g

まとめ

以上です。いかがでしたでしょうか。250mlは容量も少なく、スリムなために手洗いはしにくいといった点がありますが、寝室に置く、食事の時や薬を飲む時のみ使うといった使い道もわりと多いように思います。自分にマッチした特徴を持つ250ml水筒の参考にしていただければと思います。

水筒カテゴリの最新記事